9 / 10
第七話
それから、一週間安静にさせられた。
お医者さまは、もう大丈夫だと言っていたけれど、ラディネリアン様は、安静にするべきだの一点張りで、どうすることもできなかったのだ。
一週間ぶりの学園。あの公爵令嬢はどうなったのかしら。
一応、謝罪とも思える手紙をもらったのだけど、なんとか謝りたくないという気持ちが感じられただけだった。
しかも、ラディネリアン様が手紙を受け取っていたらしく、しばらく安静にしていて欲しいという気持ちから、すぐに私に渡してくれなかったのだ。
だから、今更手紙を返すこともできず、正直令嬢に会うのが怖い。
ラディネリアン様が、代わりに対処をしたから返事はしなくていいとおしゃっていたのだけれど、そんなことをして良いのかしら。私とラディネリアン様がお昼を一緒にとっていることは知っていると思うから、それにも関わらず、私が一人の時に話をしにきたというのは、ラディネリアン様に相手にされないことが分かっていたからだろう。また、ラディネリアン様がいない時に何か言われるに決まってる。
でも、行かなくては。みなさまとの付き合いが大切なことも分かっているから。
「今日から、Sクラスの方々がAクラスに入られるからくれぐれも失礼のないようにな。それに伴い、席が変わるから移動するように。以上。」
え?
「ラーラザリー、よろしくな。」
え?
えええええええええ!!!!
???を浮かべている間にラディネリアン様が隣の席に着いた。
なぜ?あの公爵令嬢の姿が見当たらないから、もしかして退学なさったとか?それで人数が9人になったからAクラスに入られた?そう言うことなのか。
「君が、ラディネリアンの婚約者かい?よろしくね。」
!??
「俺の婚約者だぞ。話しかけないでくれ。」
「はは、嫉妬深いやつは嫌われるぞ。」
「…そんなことはない。」
「そうだといいな。」
「ええ、ラディネリアン様のことを嫌うだなんてありませんわ。」
第一、助けてくださった方を嫌うだなんてあり得ない。
それにしてもSクラスの方とともに学ぶなんて、この間の件があったのだから不安だわ。他の令嬢もラディネリアン様に心惹かれていてもおかしくありませんもの。
そうこう考えているうちに一日が終了した。
お医者さまは、もう大丈夫だと言っていたけれど、ラディネリアン様は、安静にするべきだの一点張りで、どうすることもできなかったのだ。
一週間ぶりの学園。あの公爵令嬢はどうなったのかしら。
一応、謝罪とも思える手紙をもらったのだけど、なんとか謝りたくないという気持ちが感じられただけだった。
しかも、ラディネリアン様が手紙を受け取っていたらしく、しばらく安静にしていて欲しいという気持ちから、すぐに私に渡してくれなかったのだ。
だから、今更手紙を返すこともできず、正直令嬢に会うのが怖い。
ラディネリアン様が、代わりに対処をしたから返事はしなくていいとおしゃっていたのだけれど、そんなことをして良いのかしら。私とラディネリアン様がお昼を一緒にとっていることは知っていると思うから、それにも関わらず、私が一人の時に話をしにきたというのは、ラディネリアン様に相手にされないことが分かっていたからだろう。また、ラディネリアン様がいない時に何か言われるに決まってる。
でも、行かなくては。みなさまとの付き合いが大切なことも分かっているから。
「今日から、Sクラスの方々がAクラスに入られるからくれぐれも失礼のないようにな。それに伴い、席が変わるから移動するように。以上。」
え?
「ラーラザリー、よろしくな。」
え?
えええええええええ!!!!
???を浮かべている間にラディネリアン様が隣の席に着いた。
なぜ?あの公爵令嬢の姿が見当たらないから、もしかして退学なさったとか?それで人数が9人になったからAクラスに入られた?そう言うことなのか。
「君が、ラディネリアンの婚約者かい?よろしくね。」
!??
「俺の婚約者だぞ。話しかけないでくれ。」
「はは、嫉妬深いやつは嫌われるぞ。」
「…そんなことはない。」
「そうだといいな。」
「ええ、ラディネリアン様のことを嫌うだなんてありませんわ。」
第一、助けてくださった方を嫌うだなんてあり得ない。
それにしてもSクラスの方とともに学ぶなんて、この間の件があったのだから不安だわ。他の令嬢もラディネリアン様に心惹かれていてもおかしくありませんもの。
そうこう考えているうちに一日が終了した。
あなたにおすすめの小説
【完結】私のことが大好きな婚約者さま
咲雪
恋愛
私は、リアーナ・ムスカ侯爵子女。第二王子アレンディオ・ルーデンス殿下の婚約者です。アレンディオ殿下の5歳上の第一王子が病に倒れて3年経ちました。アレンディオ殿下を王太子にと推す声が大きくなってきました。王子妃として嫁ぐつもりで婚約したのに、王太子妃なんて聞いてません。悩ましく、鬱鬱した日々。私は一体どうなるの?
・sideリアーナは、王太子妃なんて聞いてない!と悩むところから始まります。
・sideアレンディオは、とにかくアレンディオが頑張る話です。
※番外編含め全28話完結、予約投稿済みです。
※ご都合展開ありです。
【完結】私の愛する人は、あなただけなのだから
よどら文鳥
恋愛
私ヒマリ=ファールドとレン=ジェイムスは、小さい頃から仲が良かった。
五年前からは恋仲になり、その後両親をなんとか説得して婚約まで発展した。
私たちは相思相愛で理想のカップルと言えるほど良い関係だと思っていた。
だが、レンからいきなり婚約破棄して欲しいと言われてしまう。
「俺には最愛の女性がいる。その人の幸せを第一に考えている」
この言葉を聞いて涙を流しながらその場を去る。
あれほど酷いことを言われってしまったのに、私はそれでもレンのことばかり考えてしまっている。
婚約破棄された当日、ギャレット=メルトラ第二王子殿下から縁談の話が来ていることをお父様から聞く。
両親は恋人ごっこなど終わりにして王子と結婚しろと強く言われてしまう。
だが、それでも私の心の中には……。
※冒頭はざまぁっぽいですが、ざまぁがメインではありません。
※第一話投稿の段階で完結まで全て書き終えていますので、途中で更新が止まることはありませんのでご安心ください。
婚約者を友人に奪われて~婚約破棄後の公爵令嬢~
tartan321
恋愛
成績優秀な公爵令嬢ソフィアは、婚約相手である王子のカリエスの面倒を見ていた。
ある日、級友であるリリーがソフィアの元を訪れて……。
あなたにわたくしは相応しくないようです
らがまふぃん
恋愛
物語の中だけの話だと思っていました。
現実に起こることでしたのね。
※本編六話+幕間一話と後日談一話の全八話、ゆるゆる話。何も考えずにお読みください。
HOTランキング入りをしまして、たくさんの方の目に触れる機会を得られました。たくさんのお気に入り登録など、本当にありがとうございました。
完結表示をしようとして、タグが入っていなかったことに気付きました。何となく今更な感じがありますが、タグ入れました。
姉の夫を誘惑?冤罪追放されました。好きなのは一人だけ。冷酷な第一王子に拾われ極上甘々に溺愛されています〜初恋の彼は私以上に執着していました〜
唯崎りいち
恋愛
「あの子は私を引き立てるための『人形』なの」
美しき姉に利用され、意思を持たぬ人形として生きてきた転生者の私。姉の夫である第三王子から横恋慕され、冤罪を着せられて追放されてしまう。
行き場を失い、血を流して倒れる私を拾い上げたのは、国中で最も恐れられる第一王子だった。
「やっと捕まえた。もう二度と逃がさない」
冷酷なはずの彼の瞳に宿る、狂おしいほどの情熱。私を「人形」ではなく「一人の女性」として愛してくれる彼の手を取り、私は初めて自分の意思で「誘惑」を開始する――。
この二人の政略結婚に異議ある者は、今すぐ申し出よ。さもなくば永遠に沈黙せよ。
待鳥園子
恋愛
ルーシャン公爵令嬢シェリルはウェイン伯爵令息ノアに一目惚れし、宰相を務める祖父に彼との政略結婚を頼み込んだ。
政略結婚を理由に大好きな人と結婚する直前の公爵令嬢が、あまりの罪悪感に耐えかねていたところに、まさかの出来事が起こって!?
【完結】伯爵令嬢は婚約を終わりにしたい〜次期公爵の幸せのために婚約破棄されることを目指して悪女になったら、なぜか溺愛されてしまったようです〜
よどら文鳥
恋愛
伯爵令嬢のミリアナは、次期公爵レインハルトと婚約関係である。
二人は特に問題もなく、順調に親睦を深めていった。
だがある日。
王女のシャーリャはミリアナに対して、「二人の婚約を解消してほしい、レインハルトは本当は私を愛しているの」と促した。
ミリアナは最初こそ信じなかったが王女が帰った後、レインハルトとの会話で王女のことを愛していることが判明した。
レインハルトの幸せをなによりも優先して考えているミリアナは、自分自身が嫌われて婚約破棄を宣告してもらえばいいという決断をする。
ミリアナはレインハルトの前では悪女になりきることを決意。
もともとミリアナは破天荒で活発な性格である。
そのため、悪女になりきるとはいっても、むしろあまり変わっていないことにもミリアナは気がついていない。
だが、悪女になって様々な作戦でレインハルトから嫌われるような行動をするが、なぜか全て感謝されてしまう。
それどころか、レインハルトからの愛情がどんどんと深くなっていき……?
※前回の作品同様、投稿前日に思いついて書いてみた作品なので、先のプロットや展開は未定です。今作も、完結までは書くつもりです。
※第一話のキャラがざまぁされそうな感じはありますが、今回はざまぁがメインの作品ではありません。もしかしたら、このキャラも更生していい子になっちゃったりする可能性もあります。(このあたり、現時点ではどうするか展開考えていないです)
【完結】救ってくれたのはあなたでした
ベル
恋愛
伯爵令嬢であるアリアは、父に告げられて女癖が悪いことで有名な侯爵家へと嫁ぐことになった。いわゆる政略結婚だ。
アリアの両親は愛らしい妹ばかりを可愛がり、アリアは除け者のように扱われていた。
ようやくこの家から解放されるのね。
良い噂は聞かない方だけれど、ここから出られるだけ感謝しなければ。
そして結婚式当日、そこで待っていたのは予想もしないお方だった。