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第七話

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それから、一週間安静にさせられた。

お医者さまは、もう大丈夫だと言っていたけれど、ラディネリアン様は、安静にするべきだの一点張りで、どうすることもできなかったのだ。

一週間ぶりの学園。あの公爵令嬢はどうなったのかしら。

一応、謝罪とも思える手紙をもらったのだけど、なんとか謝りたくないという気持ちが感じられただけだった。
しかも、ラディネリアン様が手紙を受け取っていたらしく、しばらく安静にしていて欲しいという気持ちから、すぐに私に渡してくれなかったのだ。

だから、今更手紙を返すこともできず、正直令嬢に会うのが怖い。
ラディネリアン様が、代わりに対処をしたから返事はしなくていいとおしゃっていたのだけれど、そんなことをして良いのかしら。私とラディネリアン様がお昼を一緒にとっていることは知っていると思うから、それにも関わらず、私が一人の時に話をしにきたというのは、ラディネリアン様に相手にされないことが分かっていたからだろう。また、ラディネリアン様がいない時に何か言われるに決まってる。
でも、行かなくては。みなさまとの付き合いが大切なことも分かっているから。



「今日から、Sクラスの方々がAクラスに入られるからくれぐれも失礼のないようにな。それに伴い、席が変わるから移動するように。以上。」


え?


「ラーラザリー、よろしくな。」


え?

えええええええええ!!!!

???を浮かべている間にラディネリアン様が隣の席に着いた。

なぜ?あの公爵令嬢の姿が見当たらないから、もしかして退学なさったとか?それで人数が9人になったからAクラスに入られた?そう言うことなのか。


「君が、ラディネリアンの婚約者かい?よろしくね。」

!??

「俺の婚約者だぞ。話しかけないでくれ。」

「はは、嫉妬深いやつは嫌われるぞ。」

「…そんなことはない。」

「そうだといいな。」

「ええ、ラディネリアン様のことを嫌うだなんてありませんわ。」

第一、助けてくださった方を嫌うだなんてあり得ない。

それにしてもSクラスの方とともに学ぶなんて、この間の件があったのだから不安だわ。他の令嬢もラディネリアン様に心惹かれていてもおかしくありませんもの。


そうこう考えているうちに一日が終了した。
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