私を追い出した王都の鳩小屋に、今日も鳩が帰らないそうです。鳩を売ったのは隊長なのに。国境の塔には、群れが毎日私の指笛で戻ってきますけど
「鳩小屋の鳩が四十羽も消えた。お前が逃がしたのだろう」
奇襲の知らせを運んだ鳩を抱いて司令部へ走ったのは私なのに、勲章をもらったのは通信隊長だった。そのうえ鳩が消えた罪まで着せられ、王国北方軍の伝書鳩係を追われた。ところが街道の宿場で待っていたのは、八年前に鳩小屋で泣いていた男の子。今は国境を守る年下の辺境伯だった。王都の鳩小屋から鳩が一羽ずつ帰らなくなる一方で、国境の塔には白い鳩ソルが群れを連れて帰ってくる。売られた鳩の足輪が、嘘をつかない証人になる。全七話。
奇襲の知らせを運んだ鳩を抱いて司令部へ走ったのは私なのに、勲章をもらったのは通信隊長だった。そのうえ鳩が消えた罪まで着せられ、王国北方軍の伝書鳩係を追われた。ところが街道の宿場で待っていたのは、八年前に鳩小屋で泣いていた男の子。今は国境を守る年下の辺境伯だった。王都の鳩小屋から鳩が一羽ずつ帰らなくなる一方で、国境の塔には白い鳩ソルが群れを連れて帰ってくる。売られた鳩の足輪が、嘘をつかない証人になる。全七話。
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