白狐の嫁入り ― 無能と呼ばれた花巫女は、白狐様の唯一の花嫁でした ―
妖が息づく帝都。
「無能」と蔑まれ、家族にも見捨てられた花巫女・白雪は、ある吹雪の夜、蒼炎を纏う“狐の妖”に拾われる。
その正体は、帝国軍を束ねる白狐・白蓮。
強すぎる神気ゆえに、どの花巫女の癒しも毒へと変えてしまう孤独な存在。
だが炎が暴走した夜、ただ一人、白雪だけが彼を抱きしめた。
誰にも鎮められなかった蒼炎が、初めて静まる。
――その瞬間から、すべては変わった。
「白雪。僕の花嫁になってほしい」
国家を背負う最強の妖狐が選んだのは、“無能”と呼ばれた少女ただ一人。
囲い、守り、世界ごと与える。
これは、呪いだと思っていた印が“宿命”へと変わる、和風シンデレラストーリー。
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