子ども扱いしないでください! 幼女化しちゃった完璧淑女は、騎士団長に甘やかされる
旧題:完璧すぎる君は一人でも生きていけると婚約破棄されたけど、騎士団長が即日プロポーズに来た上に甘やかしてきます
「君は完璧だ。一人でも生きていける。でも、彼女には私が必要なんだ」
なんだか聞いたことのある台詞だけれど、まさか現実で、しかも貴族社会に生きる人間からそれを聞くことになるとは思ってもいなかった。
彼の言う通り、私ロゼ=リンゼンハイムは『完璧な淑女』などと称されているけれど、それは努力のたまものであって、本質ではない。
私は幼い時に我儘な姉に追い出され、開き直って自然溢れる領地でそれはもうのびのびと、野を駆け山を駆け回っていたのだから。
それが、今度は跡継ぎ教育に嫌気がさした姉が自称病弱設定を作り出し、代わりに私がこの家を継ぐことになったから、王都に移って血反吐を吐くような努力を重ねたのだ。
そして今度は腐れ縁ともいうべき幼馴染みの友人に婚約者を横取りされたわけだけれど、それはまあ別にどうぞ差し上げますよというところなのだが。
ただ。
婚約破棄を告げられたばかりの私をその日訪ねた人が、もう一人いた。
切れ長の紺色の瞳に、長い金髪を一つに束ね、男女問わず目をひく美しい彼は、『微笑みの貴公子』と呼ばれる第二騎士団長のユアン=クラディス様。
彼はいつもとは違う、改まった口調で言った。
「どうか、私と結婚してください」
「お返事は急ぎません。先程リンゼンハイム伯爵には手紙を出させていただきました。許可が得られましたらまた改めさせていただきますが、まずはロゼ嬢に私の気持ちを知っておいていただきたかったのです」
私の戸惑いたるや、婚約破棄を告げられた時の比ではなかった。
彼のことはよく知っている。
彼もまた、私のことをよく知っている。
でも彼は『それ』が私だとは知らない。
まったくの別人に見えているはずなのだから。
なのに、何故私にプロポーズを?
しかもやたらと甘やかそうとしてくるんですけど。
どういうこと?
============
番外編は思いついたら追加していく予定です。
<レジーナ公式サイト番外編>
「番外編 相変わらずな日常」
レジーナ公式サイトにてアンケートに答えていただくと、書き下ろしweb番外編をお読みいただけます。
いつも攻め込まれてばかりのロゼが居眠り中のユアンを見つけ、この機会に……という話です。
※転載・複写はお断りいたします。
「君は完璧だ。一人でも生きていける。でも、彼女には私が必要なんだ」
なんだか聞いたことのある台詞だけれど、まさか現実で、しかも貴族社会に生きる人間からそれを聞くことになるとは思ってもいなかった。
彼の言う通り、私ロゼ=リンゼンハイムは『完璧な淑女』などと称されているけれど、それは努力のたまものであって、本質ではない。
私は幼い時に我儘な姉に追い出され、開き直って自然溢れる領地でそれはもうのびのびと、野を駆け山を駆け回っていたのだから。
それが、今度は跡継ぎ教育に嫌気がさした姉が自称病弱設定を作り出し、代わりに私がこの家を継ぐことになったから、王都に移って血反吐を吐くような努力を重ねたのだ。
そして今度は腐れ縁ともいうべき幼馴染みの友人に婚約者を横取りされたわけだけれど、それはまあ別にどうぞ差し上げますよというところなのだが。
ただ。
婚約破棄を告げられたばかりの私をその日訪ねた人が、もう一人いた。
切れ長の紺色の瞳に、長い金髪を一つに束ね、男女問わず目をひく美しい彼は、『微笑みの貴公子』と呼ばれる第二騎士団長のユアン=クラディス様。
彼はいつもとは違う、改まった口調で言った。
「どうか、私と結婚してください」
「お返事は急ぎません。先程リンゼンハイム伯爵には手紙を出させていただきました。許可が得られましたらまた改めさせていただきますが、まずはロゼ嬢に私の気持ちを知っておいていただきたかったのです」
私の戸惑いたるや、婚約破棄を告げられた時の比ではなかった。
彼のことはよく知っている。
彼もまた、私のことをよく知っている。
でも彼は『それ』が私だとは知らない。
まったくの別人に見えているはずなのだから。
なのに、何故私にプロポーズを?
しかもやたらと甘やかそうとしてくるんですけど。
どういうこと?
============
番外編は思いついたら追加していく予定です。
<レジーナ公式サイト番外編>
「番外編 相変わらずな日常」
レジーナ公式サイトにてアンケートに答えていただくと、書き下ろしweb番外編をお読みいただけます。
いつも攻め込まれてばかりのロゼが居眠り中のユアンを見つけ、この機会に……という話です。
※転載・複写はお断りいたします。
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本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
こういうところが腹黒と言われるのだろうなと(笑)
更新ありがとうございます(_ _。)
ロゼ、ガンバレ〜o(・ω・´o) 姉に負けるな〜(ノ*>□<)ノ
ほんと、このロゼを心から応援したくなる( ˙꒳˙ )
ありがとうございます!
書き溜めができておらず、毎日自転車操業なのでとても励みになります。
ロゼを応援していただいて本当に嬉しいです。
少しずつですが、ロゼも私も頑張ります!
本当に面倒くさいです…。じゃあ書くなという話ですが(笑)
ここから少しずつ…ですので見守っていただけますと幸いです!
四章1話の最後なのですが、「ロクな予感がしなかった」とありますが、この書き方、「予感がしない」だと否定になっていませんか?
「ロクな予感しかしない」とか「嫌な予感がする」などのような表現の方が良い気がします。
毎話楽しみにしています♪
ご指摘ありがとうございます、見直しました。
励ましの言葉もありがとうございます!
面倒くさいですね。これからしばらく面倒くさいのとイチャイチャを行ったり来たりかもしれないです(汗)
確かに不利益しかなさそうですが、修道院にもお断りされそうです(笑)
誰か引き取ってくれるといいのですが
ユアン様どんどん甘くなりますね♡というかユアン様の方が好きな子に構いたくなる子供みたいw
リリアナ。。なにしでかすんだろ。。
本当に子供みたいですね(笑)
リリアナは徐々に……、で全貌は少し先になります
一途なユアン様サイコーです!!
ありがとうございます!!
3章5話で、ズバズバじゃなきゃいけないのにスバスバになってるとこがあるよ。
即直しました、ご指摘ありがとうございます。
スバスバって、なんでそうなったのか(笑) 自分で笑ってしまいました。
ありがとうございます!
そうなんです。
意外と一途なユアンです。
翌日修練場に、ご機嫌なドSにしごかれた屍の山が築かれたそうな?
そうなりそうですね(笑)
リリアナは次の日の朝には帰ってきそうな予感がします……💦
ロゼちゃん頑張ってください!!
ありがとうございます!
本当すぐ帰ってきそうですよね(笑)
ゾンビみたいな姉です
お姉さまには、ぜひとも療養所で一生お過ごしいただきたいですね。
大人しくしてくれたらいいですね……
ありがとうございます。
憧れはしないタイプのポジティブですね(笑)
ストレス溜まりそうですが、なんとかやってくれると思います!
【妄想劇場】
執事「お嬢様、流れ弾はご勘弁ください」
ロゼ「私に言わないで(〃ノωノ)」
本当そんな感じですね(笑)
ご期待に添えたかわかりませんが、何度かぎゃふんがあると思います!
ロゼの状況も子供の頃とは変わっているので、きっと前と同じようにリリアナの思う通りにはならないと思います。
ユアン様ぶった切って下さい!
みなさまのご期待に添えたかドキドキですが、まだやります!
ユアン様の最期のセリフサイコーです!!
ラスボスをぎゃふんと言わせてください!!
ありがとうございます!
ラスボスには何度かぎゃふんしてくれると思います。
必死ですね。そしてまだまだ……
今度は家族としての厄介さもありますし、しつこいと思いますが(笑)、ロゼが子供の頃とはいろいろと状況も変わっているので頑張ってくれると思います!
そして小さくなりそうですね(笑)
やりましたね(笑)
そしてそうかと思っていましたが、やはりユアンはドSですよね。
眠れる獅子が来ましたねwww
一度きりしか出ていなかったその呼称を覚えていただけているとは、嬉しいです。
これからもっと激おこすると思います…
ユアンの昔話の人については、だだだ誰でしょうね!
しばらく姉との戦いになります。
けれど二人とも頑張ってくれると思います!
爆弾は何度か投下されそうです。
そうですね、一号ですね(笑)
やっと折り返し地点。ロゼもそろそろ…
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