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小学六年生の朝倉湊は、クラスでいちばん目立たない男子。 ある日、担任から「七不思議係」に任命される。 仕事は、学校に伝わる七つの怪談を調べ、危険な噂をなくすこと。 しかし、湊が調べはじめると、怪談はただの怖い話ではなかった。 夜に鳴るピアノ。 名前を呼ぶ放送室。 ひとりでに開く図書室の貸出カード。 消える卒業アルバム。 誰も使っていないはずの三階トイレ。 校庭に残る八人目の足あと。 そして、まだ語られていない最後の七不思議。 そのすべては、昔この学校にいた子どもたちが、大人に言えなかった「助けて」の合図だった。 湊は、転校生の美空、怖がりだけど観察力のある大地と一緒に、七不思議の真相を追っていく。 やがて三人は、二十年前に学校で起きた“ある事件”と、湊の母が隠してきた過去にたどり着く。 怖いのは幽霊じゃない。 本当に怖いのは、助けを求める声が、なかったことにされることだ。
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