春雷のあと
番頭の赤沢太兵衛に嫁して八年。初(はつ)には子が出来ず、婚家で冷遇されていた。夫に愛妾を迎えるよう説得するも、太兵衛は一向に頷かず、自ら離縁を申し出るべきか悩んでいた。
その矢先、領内で野盗による被害が頻発し、藩では太兵衛を筆頭として派兵することを決定する。
太兵衛の不在中、実家の八巻家を訪れた初は、昔馴染みで近習頭取を勤める宗方政之丞と再会するが……
その矢先、領内で野盗による被害が頻発し、藩では太兵衛を筆頭として派兵することを決定する。
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初の気持ちの移り変わりも太兵衛の愛情も、すごく美しく切なく、温かかったです。
この時代において、夫婦とはこういう風に結びつかれていくんだろうな…と感じ入りました。
ラストまで作品にお付き合い頂き、本当にありがとうございました…!
よく知らない相手と夫婦になることも多かった昔の婚姻では、夫婦になってから長い時間をかけて少しずつ絆を深めていったんでしょうね。
心の内をはっきり言葉にして伝えることも少なかっただろうと思いながら書き進めてきた作品ですが、太兵衛と初の互いに想い合う様子を汲み取って頂けて、こんな嬉しいことはありません(涙)
ご愛読&ご感想、本当にありがとうございます…!