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120.発情期*
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ルイの仕事がひと段落した頃、季節は冬になりデイビットの畑の収穫時期も終え、リコ達の店に人手を回せるようになった。
リコに子供の話をすると「冬の間はゆっくり休めばいい」と言ってグレイも長期の休みをもらった。
仕事から帰ってきたルイに報告すると「私も2ヶ月の長期休暇が取れたんだ。」と嬉しそうに笑った。
そして今日からいよいよ2人の子作りが始まる。
グレイは上半身だけ裸になり、ベッドの上でルイと向き合った。
「まずは球状に魔力を込める。」
ルイはそう言って手のひらに魔力を込め、白銀の輝きを放つピンポン玉程度の球を作り出した。まるで小さなスノードームの様だった。
「すごい綺麗だ。」
あまりの美しさにグレイは食い入るように見てしまう。
「ふふ、ありがとう。次はグレイの番だ。この球に魔力を込めてくれ。」
「分かった。」
グレイは集中して自分の魔力を込める。
すると白かった球に金色と黒色が混じり出した。
「すごい、グレイの色だ。綺麗だね。」
今度はルイが見惚れるように球を眺めた。
「グレイ、これが命の苗床となる空間だ。体内に埋め込むと母体化が始まる。体の見た目は変わらないが…その…。」
ルイは気まずそうに言葉を選んでいるようだった。
「発情期が来るんだろ?分かってる、大丈夫だよ。」
「大丈夫じゃないよ。…発情期間は約1ヶ月だと言われている。この期間が苦しくて諦める者が1番多いそうだ。球を取り出せばすぐに収まるから苦しかったら言ってくれ。」
「ああ。分かった。」
2人は球に慈愛のキスをした。
どうか上手くいきますように…。
ルイは球をグレイの下腹部に当てさらに魔力を込める。ルイの魔力のせいか下腹部からじんわりと熱が伝わる。
「じゃあ入れるよ?」
ルイは相変わらず心配した表情をしているので、グレイはあえて強気で「よっしゃ!来い!」と笑った。
そんなグレイにルイも笑った。
ルイがさらに魔力を込めると球はズズズっとグレイの腹の中に消えていった。
「ん…。」
痛みも違和感もないが、下腹部から熱が体に広がっていく。
「グレイ、大丈夫か?苦しくないか?顔が少し赤いな…。」
「ん、大丈夫…、ああ、でもちょっと暑い…。」
「部屋の温度を下げよう。でもその前に服を着ようか。」
ルイがグレイに服を着させようと触れた瞬間、電流が流れるような感覚になった。
「っああ!っはぁ、はぁっ…はぁっ…」
「グレイ!!」
呼吸も鼓動もどんどん早くなり、体が燃えるように熱い。ルイが心配してグレイの背中に触れようとした腕を払い除け、ルイの肩を押して倒した。
「グレイ、大丈夫か!?やっぱり球を取り出そ…んんっ!」
グレイは無意識にルイに貪るようなキスをした。
あー…、頭がぼーっとする。
もう何も考えられない。
でもルイの口の中が気持ち良い…。
もっと欲しい。欲しい。欲しい。
唇を離せば、きらりと光る唾液の糸が引く。
欲望に飢えた目をしたグレイは、ルイの鎖骨に煽るようなキスをした。
「ん、大丈夫…だから…欲しい。ルイが…欲しい…。」
すでにグレイのものは強く昂り主張をしている。ルイの下半身に擦り付け、ルイの欲望を急き立てる。
グレイはルイのシャツを破り、鎖骨から胸の方へとキスと甘噛みを繰り返す。
胸の先端にたどり着くと、思い切り噛み付いた。
「いっ…!」
ルイは思わず体がビクリと反応して、グレイを見る。
噛み付いた所に吸い付きながらグレイはルイを見上げた。欲望に満ちた目をギラギラさせて腰を振る。
「へへっ、…ひもちぃーい?」
「あー、もう悩殺されそう。すごく気持ち良いよ。」
ルイはグレイの頭にキスをした。
「ふふ、じゃあ、これちょーだい。」
グレイはルイの昂りをグッと掴んだ。
「んんっ…。あー、分かった。ふふっ、分かったよ、仰せのままに。」
今度はルイがグレイを押し倒すように体勢を変えた。
母体化のせいかグレイの後孔は濡れていた。
ルイの指も難なく飲み込む。
「そういうのっ、いいから…はっ、早く入れろっ…。」
グレイは苦しそうにルイを求めた。
「…分かった。」
ルイは指を抜き、自分のものをグレイの後孔に押し当てる。
「あっ…!」
少しの刺激でグレイは震えた。
ルイはそんなグレイを満足気に眺める。
愛しいグレイが自分の与える刺激で感じている姿はいつ見ても独占欲が満たされる。
ゆっくり中に入れば、グレイに締め付けながら熱に包まれる。
腰を動かしグレイの好きな箇所を攻め続ける。
「ふぁ、ああっ、るいっ!るいぃーっ!」
グレイは泣きながら縋るようにルイに抱き付いた。
ルイもグレイをきつく抱きしめ欲望を放った。
リコに子供の話をすると「冬の間はゆっくり休めばいい」と言ってグレイも長期の休みをもらった。
仕事から帰ってきたルイに報告すると「私も2ヶ月の長期休暇が取れたんだ。」と嬉しそうに笑った。
そして今日からいよいよ2人の子作りが始まる。
グレイは上半身だけ裸になり、ベッドの上でルイと向き合った。
「まずは球状に魔力を込める。」
ルイはそう言って手のひらに魔力を込め、白銀の輝きを放つピンポン玉程度の球を作り出した。まるで小さなスノードームの様だった。
「すごい綺麗だ。」
あまりの美しさにグレイは食い入るように見てしまう。
「ふふ、ありがとう。次はグレイの番だ。この球に魔力を込めてくれ。」
「分かった。」
グレイは集中して自分の魔力を込める。
すると白かった球に金色と黒色が混じり出した。
「すごい、グレイの色だ。綺麗だね。」
今度はルイが見惚れるように球を眺めた。
「グレイ、これが命の苗床となる空間だ。体内に埋め込むと母体化が始まる。体の見た目は変わらないが…その…。」
ルイは気まずそうに言葉を選んでいるようだった。
「発情期が来るんだろ?分かってる、大丈夫だよ。」
「大丈夫じゃないよ。…発情期間は約1ヶ月だと言われている。この期間が苦しくて諦める者が1番多いそうだ。球を取り出せばすぐに収まるから苦しかったら言ってくれ。」
「ああ。分かった。」
2人は球に慈愛のキスをした。
どうか上手くいきますように…。
ルイは球をグレイの下腹部に当てさらに魔力を込める。ルイの魔力のせいか下腹部からじんわりと熱が伝わる。
「じゃあ入れるよ?」
ルイは相変わらず心配した表情をしているので、グレイはあえて強気で「よっしゃ!来い!」と笑った。
そんなグレイにルイも笑った。
ルイがさらに魔力を込めると球はズズズっとグレイの腹の中に消えていった。
「ん…。」
痛みも違和感もないが、下腹部から熱が体に広がっていく。
「グレイ、大丈夫か?苦しくないか?顔が少し赤いな…。」
「ん、大丈夫…、ああ、でもちょっと暑い…。」
「部屋の温度を下げよう。でもその前に服を着ようか。」
ルイがグレイに服を着させようと触れた瞬間、電流が流れるような感覚になった。
「っああ!っはぁ、はぁっ…はぁっ…」
「グレイ!!」
呼吸も鼓動もどんどん早くなり、体が燃えるように熱い。ルイが心配してグレイの背中に触れようとした腕を払い除け、ルイの肩を押して倒した。
「グレイ、大丈夫か!?やっぱり球を取り出そ…んんっ!」
グレイは無意識にルイに貪るようなキスをした。
あー…、頭がぼーっとする。
もう何も考えられない。
でもルイの口の中が気持ち良い…。
もっと欲しい。欲しい。欲しい。
唇を離せば、きらりと光る唾液の糸が引く。
欲望に飢えた目をしたグレイは、ルイの鎖骨に煽るようなキスをした。
「ん、大丈夫…だから…欲しい。ルイが…欲しい…。」
すでにグレイのものは強く昂り主張をしている。ルイの下半身に擦り付け、ルイの欲望を急き立てる。
グレイはルイのシャツを破り、鎖骨から胸の方へとキスと甘噛みを繰り返す。
胸の先端にたどり着くと、思い切り噛み付いた。
「いっ…!」
ルイは思わず体がビクリと反応して、グレイを見る。
噛み付いた所に吸い付きながらグレイはルイを見上げた。欲望に満ちた目をギラギラさせて腰を振る。
「へへっ、…ひもちぃーい?」
「あー、もう悩殺されそう。すごく気持ち良いよ。」
ルイはグレイの頭にキスをした。
「ふふ、じゃあ、これちょーだい。」
グレイはルイの昂りをグッと掴んだ。
「んんっ…。あー、分かった。ふふっ、分かったよ、仰せのままに。」
今度はルイがグレイを押し倒すように体勢を変えた。
母体化のせいかグレイの後孔は濡れていた。
ルイの指も難なく飲み込む。
「そういうのっ、いいから…はっ、早く入れろっ…。」
グレイは苦しそうにルイを求めた。
「…分かった。」
ルイは指を抜き、自分のものをグレイの後孔に押し当てる。
「あっ…!」
少しの刺激でグレイは震えた。
ルイはそんなグレイを満足気に眺める。
愛しいグレイが自分の与える刺激で感じている姿はいつ見ても独占欲が満たされる。
ゆっくり中に入れば、グレイに締め付けながら熱に包まれる。
腰を動かしグレイの好きな箇所を攻め続ける。
「ふぁ、ああっ、るいっ!るいぃーっ!」
グレイは泣きながら縋るようにルイに抱き付いた。
ルイもグレイをきつく抱きしめ欲望を放った。
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