親友の恋を応援するたび、私は少しずつ失恋していた

一番近いのに、恋人じゃない。

紗奈は、親友の颯太にずっと片想いしていた。
けれど颯太が好きになるのは、いつも紗奈ではない誰かだった。

彼女ができた日も。
恋愛相談をされた日も。
別れた夜に頼られた時も。

紗奈はずっと笑って、颯太の恋を応援してきた。

でも本当は、そのたびに少しずつ失恋していた。

文化祭前、颯太からまた恋愛相談をされた紗奈は、ついに親友でいることに限界を迎える。

これは、好きな人の一番近くにいた女の子が、親友のふりをやめて、自分の恋を始めるまでの物語。
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