刻の塔と二人の手

大陸中央に聳える古代遺構「刻の塔」から、世界の均衡を脅かす魔力異常が漏れ出している。ギルド調査班の魔法使いソラは、異常の真相を突き止めるため単身で塔に挑むつもりだった。しかし塔の入口で出会ったのは、故郷の村を守るために志願した戦士の少女ルナ。慎重に観察してから動くソラと、考えるより先に飛び込むルナ――正反対の二人は、退路を断たれた塔の中で衝突と連携を繰り返しながら、階層ごとの試練を乗り越えていく。やがて塔に眠る管理者意思の存在を知り、かつて孤独に全てを背負った先駆者の結末を目の当たりにした二人は、最大の選択を迫られる。大切な記憶を対価に求められたとき、互いを守ろうとする想いがぶつかり合い――「対等な信頼は、互いの弱さを預け合うことで生まれる」。明るく体温のある語りで描く、少女二人の塔攻略冒険譚。

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