無償の愛を捧げる人と運命の人は、必ずしも同じではないのです
サウザン王国の辺境伯令嬢であるララティア・シリルの婚約者は、王太子のフォークス・シェイン。サウザン王国の王子は先祖の暴挙により、生まれながらに呪われており、二十歳になった日から5年間の間に親族以外から無償の愛を捧げてもらわなければ、徐々に体が人間ではないものに変わってしまう呪いがかかっていた。彼に愛されなくても、彼を愛し続けると誓っていたララティアだったが、フォークスの二十歳の誕生日パーティーで、彼はララティアをライバル視している公爵令嬢、ウェンディが自分の運命の人だと発表し、ララティアとの婚約を破棄する。ショックを受けるララティアを救ったのは、パーティーに招待されていた隣国の王太子アーサーだった。
ララティアがアーサーと共にサウザン王国を去ってしばらくすると、フォークスの体にある変化が起こり始め、彼はウェンディの愛が『無償の愛』ではないことを知り――。
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