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42 神様からの贈り物
国外追放されたハリー様は、現在、他国の公爵家の下働きとして頑張っているらしい。
ハリー様は頭を打って気を失ったあと、意識が戻った時には10歳頃までの記憶しかなくなっていたからだ。
その頃のハリー様は純粋な子供だったので「あなたは悪いことをしたから、ここに来ているのだ」と諭されると、素直に罰を受けると言ったそうだ。
どうして、そんなに純粋だったハリー様が変わってしまったかというと、ムーニャと出会い、唆されてしまったのではないかということだった。
そのムーニャは今では部屋に閉じこもっているし、昔の面影もないようだから、これから誰かに悪さをすることはないでしょう。
「ハリーのことはこれからも見守っていきたいと思っているの。リアンナが愛する人を見つけて、その人と結婚したら、陛下は今までの責任を取って、すぐにその人に王位を譲るつもりよ」
王妃陛下のお言葉を聞いた私は、すぐには答えを返せなかった。
好きな人はいる。
でも、この気持ちを口に出してしまえば、アクス様はわたしのことを好きじゃなくても、わたしの気持ちに応えようとしてくれるはず。
そして、そうなってしまったら、テイル公爵家を継げなくなってしまう。
アクス様の望んでいた未来を奪うわけにはいかない。
「もう少しだけ、お時間をいただけませんか。もしくは、どなたか紹介していただけると有り難いのですが」
国王になりたいと願う人はたくさんいる。
だから、わたしが選ぶのではなく、両陛下に選んでもらおうと思った。
私のお願いを聞いた両陛下は顔を見合わせた。
少しの間をおいて国王陛下が「候補だけ選ばせてもらう」とおっしゃったので、お願いすることにした。
*****
10日後、両陛下から呼び出されたわたしは、前回と同じく、謁見の間に向かった。
謁見の間に通されると先客がいて、アクス様ともう一人、若い男性がいた。
たしか、ニミキ公爵家の次男のグード様だったかしら。
整った顔立ちをしておられるけれど、まったくときめかない。
なのに、少し視線をずらして、アクス様を見るだけで胸がドキドキした。
早く忘れなくちゃいけないのに何をしてるのかしら。
「リアンナ嬢」
アクス様が優しい声で名を呼んでくれたので、壇上の両陛下に挨拶してから、アクス様の隣に立った。
「リアンナ、本当にごめんなさいね」
王妃陛下はそう言うと、わたしの所まで下りてきて話を続ける。
「あなたがそんなに悩んでいるなんて知らなかったの」
「どういうことでしょうか」
何のことかわからなくて聞いてみると、国王陛下が答えてくれる。
「リアンナを妻にした者を国王にすると言ったが、リアンナが次期国王と認めた者を国王とするに変更するつもりだ」
「……どういうことでしょうか?」
「すまなかったな。神様が夢に出てきて教えてくれたんだ。リアンナが王妃になる権利なんていりませんと言っていると」
国王陛下は苦笑してから話を続ける。
「次期国王に相応しいと思われる人物が彼らだ。でも、テイル卿は辞退すると言っている。だから、ニミキ卿はどうだろうか」
「陛下が選んでくださった御方でしたら、わたしが反対する理由はありません」
「ありがとう。なら、今度、改めて夜会を開き、そのことを皆に発表することにしよう」
陛下の言葉を聞いたグード様はわたしに向かって深々と頭を下げた。
この人の悪い噂は聞いたことがないし、きっと大丈夫よね。
それに駄目なら神様が知らせてくれるはずだもの。
その後、両陛下がグード様と話があるからとおっしゃったので、わたしとアクス様は謁見の間を出た。
謁見の間を出るとすぐに、アクス様が話しかけてきた。
「久しぶりだな」
「……はい。アクス様はお元気でしたか?」
「あまり元気ではない」
「えっ!? そうなんですか? あの、癒やしの力を使いましょうか?」
「いや、そういうことじゃなくて……」
アクス様は苦笑してから尋ねてくる。
「今から少しだけ、時間をもらえないか?」
「かまいませんが」
体調が気になったけれど、アクス様に誘われるがままに、城の庭園に向かった。
ここを歩く許可は両陛下から得ているらしい。
綺麗に手入れされた草花を眺めながら歩いていると、アクス様が口を開く。
「両親から婚約者を作るように言われているんだ」
「……そうなのですね」
ああ、嫌だわ。
だから、もう会えなくなると言いたいの?
そんなことを言われなくても、会わないように努力していたのに――
「俺の婚約者になってくれないだろうか」
「言われなくてもそうします!」
アクス様が言ったタイミングとわたしが叫んだタイミングが同じだった。
「え?」
わたしが聞き返すと、アクス様はきょとんとした顔で言う。
「言われなくても婚約者になってくれるつもりだったのか?」
「そ、そういうつもりではなくてですね!」
首を何度も横に振ってから、思っていたことを伝える。
「もう会えないと言われるのかと思ったんです」
「どうしてそんなことを思うんだ?」
「アクス様にはわたしは必要ないと思ったからです!」
恥ずかしくなって目を瞑って叫んだ瞬間、優しく抱きしめられた。
「必要だよ。そう伝えていたつもりだったんだが?」
「それは、わたしが安眠グッズのようなものだからでしょう?」
「安眠グッズ? じゃあ聞くが、君は信頼していない人の前で安心して眠れるのか?」
「それは、その、眠りづらいとは思います」
「君といると安心できるんだ」
「……わたしもアクス様といるとホッとします」
今も抱きしめられていて恥ずかしいよりも、抱きついて目を閉じたい衝動にかられてしまう。
「実は君に嫌われていると思っていたから諦めようと思っていた」
なんと言葉を返せば良いのかわからなくて、黙って言葉の続きを待っていると、アクス様は話を再開する。
「そう思った日から、顔を洗うために水をためたりした時やスープを飲もうとした時に『意気地なし』と文字が浮かぶようになったんだ」
「……神様の仕業なんでしょうか」
「だと思う。俺も君も頑固だから、手を貸してくれたんじゃないかな」
アクス様は声を上げて笑ったあと、強く抱きしめて聞いてくる。
「で、君の返事は、はいで良いんだろうか?」
「はい」
そう言ってから、笑ってアクス様の顔を見上げた。
すると、アクス様は相好を崩して、わたしの額にキスをした。
*****
3日後、国王陛下のほうから、次期国王の選定の仕方が変わったことと、新しい国王の候補が発表された。
わたしとアクス様の婚約も同時に発表されて多くの人から祝福してもらえた。
その時、テナミ様は何か言いたげに近づいてきたけれど、目の前で「ぐあぁぁ」とお腹を押さえて、のた打ち回ったので騎士たちに運ばれていった。
そして、また日にちが過ぎ、婚約が決まって100日が経とうという頃、ハリー様が屋敷のメイドに手を出そうとして捕まったという知らせを聞いた。
一方的に相手を好きになってしまい、付きまとい行為をして警察に通報されたそうだった。
公爵家からも追い出されることになるだろうから、ハリー様はこれからどうなるかはわからない。
でも、今のわたしは自分のことで精一杯だから、ハリー様のことまでかまってあげられなかった。
「ロブ! 頑張って!」
今日はロブの学園の体育祭に来ていた。
リレーの代表に選ばれたというロブを、わたしとロザンナ、アクス様で応援しに来たのだ。
「任せて!」
会わないうちに一回り体が大きくなったロブは、笑顔でわたしに手を振ってくれた。
ソナルナ男爵夫妻はわたしたちとまた一緒に暮らしたいと嘆いているらしい。
小さな子供には親は必要だからと。
それは間違っていないから、その話をロブとロザンナにすると、二人は「必要ない」と言った。
だから、返事の手紙には「いりません」と書いて送ることにした。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
最後までお読みいただき、本当にありがとうございました!
もうちょっと甘い話を書きたかったんですが、バカな王子たちのせいで、コメディになってしまいました。
申し訳ございません。
お気に入り、感想、しおり、エールをありがとうございました。
本当に励みになりました。
そして、母や私への体調のお気遣いもありがとうございました。
私としては読者様に少しでも楽しんでいただけていれば、それが励みになりますので、これからも無理ない程度に書き続けようと思います。
(病院に面会制限があるので、そう頻繁には行けないというのもあります)
というわけで、新作を投稿しております!
タイトルは「あなたに捧げる愛などありません」になります。
夫に好かれるために努力したにもかかわらず、馬鹿にされ続けてきた妻が、容姿を変えたことにより、態度を一変させた夫に一気に冷めてしまい、離婚しようとするが……というお話です。
ご興味ありましたら、そちらでもお会いできますと幸いです。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました!
ハリー様は頭を打って気を失ったあと、意識が戻った時には10歳頃までの記憶しかなくなっていたからだ。
その頃のハリー様は純粋な子供だったので「あなたは悪いことをしたから、ここに来ているのだ」と諭されると、素直に罰を受けると言ったそうだ。
どうして、そんなに純粋だったハリー様が変わってしまったかというと、ムーニャと出会い、唆されてしまったのではないかということだった。
そのムーニャは今では部屋に閉じこもっているし、昔の面影もないようだから、これから誰かに悪さをすることはないでしょう。
「ハリーのことはこれからも見守っていきたいと思っているの。リアンナが愛する人を見つけて、その人と結婚したら、陛下は今までの責任を取って、すぐにその人に王位を譲るつもりよ」
王妃陛下のお言葉を聞いた私は、すぐには答えを返せなかった。
好きな人はいる。
でも、この気持ちを口に出してしまえば、アクス様はわたしのことを好きじゃなくても、わたしの気持ちに応えようとしてくれるはず。
そして、そうなってしまったら、テイル公爵家を継げなくなってしまう。
アクス様の望んでいた未来を奪うわけにはいかない。
「もう少しだけ、お時間をいただけませんか。もしくは、どなたか紹介していただけると有り難いのですが」
国王になりたいと願う人はたくさんいる。
だから、わたしが選ぶのではなく、両陛下に選んでもらおうと思った。
私のお願いを聞いた両陛下は顔を見合わせた。
少しの間をおいて国王陛下が「候補だけ選ばせてもらう」とおっしゃったので、お願いすることにした。
*****
10日後、両陛下から呼び出されたわたしは、前回と同じく、謁見の間に向かった。
謁見の間に通されると先客がいて、アクス様ともう一人、若い男性がいた。
たしか、ニミキ公爵家の次男のグード様だったかしら。
整った顔立ちをしておられるけれど、まったくときめかない。
なのに、少し視線をずらして、アクス様を見るだけで胸がドキドキした。
早く忘れなくちゃいけないのに何をしてるのかしら。
「リアンナ嬢」
アクス様が優しい声で名を呼んでくれたので、壇上の両陛下に挨拶してから、アクス様の隣に立った。
「リアンナ、本当にごめんなさいね」
王妃陛下はそう言うと、わたしの所まで下りてきて話を続ける。
「あなたがそんなに悩んでいるなんて知らなかったの」
「どういうことでしょうか」
何のことかわからなくて聞いてみると、国王陛下が答えてくれる。
「リアンナを妻にした者を国王にすると言ったが、リアンナが次期国王と認めた者を国王とするに変更するつもりだ」
「……どういうことでしょうか?」
「すまなかったな。神様が夢に出てきて教えてくれたんだ。リアンナが王妃になる権利なんていりませんと言っていると」
国王陛下は苦笑してから話を続ける。
「次期国王に相応しいと思われる人物が彼らだ。でも、テイル卿は辞退すると言っている。だから、ニミキ卿はどうだろうか」
「陛下が選んでくださった御方でしたら、わたしが反対する理由はありません」
「ありがとう。なら、今度、改めて夜会を開き、そのことを皆に発表することにしよう」
陛下の言葉を聞いたグード様はわたしに向かって深々と頭を下げた。
この人の悪い噂は聞いたことがないし、きっと大丈夫よね。
それに駄目なら神様が知らせてくれるはずだもの。
その後、両陛下がグード様と話があるからとおっしゃったので、わたしとアクス様は謁見の間を出た。
謁見の間を出るとすぐに、アクス様が話しかけてきた。
「久しぶりだな」
「……はい。アクス様はお元気でしたか?」
「あまり元気ではない」
「えっ!? そうなんですか? あの、癒やしの力を使いましょうか?」
「いや、そういうことじゃなくて……」
アクス様は苦笑してから尋ねてくる。
「今から少しだけ、時間をもらえないか?」
「かまいませんが」
体調が気になったけれど、アクス様に誘われるがままに、城の庭園に向かった。
ここを歩く許可は両陛下から得ているらしい。
綺麗に手入れされた草花を眺めながら歩いていると、アクス様が口を開く。
「両親から婚約者を作るように言われているんだ」
「……そうなのですね」
ああ、嫌だわ。
だから、もう会えなくなると言いたいの?
そんなことを言われなくても、会わないように努力していたのに――
「俺の婚約者になってくれないだろうか」
「言われなくてもそうします!」
アクス様が言ったタイミングとわたしが叫んだタイミングが同じだった。
「え?」
わたしが聞き返すと、アクス様はきょとんとした顔で言う。
「言われなくても婚約者になってくれるつもりだったのか?」
「そ、そういうつもりではなくてですね!」
首を何度も横に振ってから、思っていたことを伝える。
「もう会えないと言われるのかと思ったんです」
「どうしてそんなことを思うんだ?」
「アクス様にはわたしは必要ないと思ったからです!」
恥ずかしくなって目を瞑って叫んだ瞬間、優しく抱きしめられた。
「必要だよ。そう伝えていたつもりだったんだが?」
「それは、わたしが安眠グッズのようなものだからでしょう?」
「安眠グッズ? じゃあ聞くが、君は信頼していない人の前で安心して眠れるのか?」
「それは、その、眠りづらいとは思います」
「君といると安心できるんだ」
「……わたしもアクス様といるとホッとします」
今も抱きしめられていて恥ずかしいよりも、抱きついて目を閉じたい衝動にかられてしまう。
「実は君に嫌われていると思っていたから諦めようと思っていた」
なんと言葉を返せば良いのかわからなくて、黙って言葉の続きを待っていると、アクス様は話を再開する。
「そう思った日から、顔を洗うために水をためたりした時やスープを飲もうとした時に『意気地なし』と文字が浮かぶようになったんだ」
「……神様の仕業なんでしょうか」
「だと思う。俺も君も頑固だから、手を貸してくれたんじゃないかな」
アクス様は声を上げて笑ったあと、強く抱きしめて聞いてくる。
「で、君の返事は、はいで良いんだろうか?」
「はい」
そう言ってから、笑ってアクス様の顔を見上げた。
すると、アクス様は相好を崩して、わたしの額にキスをした。
*****
3日後、国王陛下のほうから、次期国王の選定の仕方が変わったことと、新しい国王の候補が発表された。
わたしとアクス様の婚約も同時に発表されて多くの人から祝福してもらえた。
その時、テナミ様は何か言いたげに近づいてきたけれど、目の前で「ぐあぁぁ」とお腹を押さえて、のた打ち回ったので騎士たちに運ばれていった。
そして、また日にちが過ぎ、婚約が決まって100日が経とうという頃、ハリー様が屋敷のメイドに手を出そうとして捕まったという知らせを聞いた。
一方的に相手を好きになってしまい、付きまとい行為をして警察に通報されたそうだった。
公爵家からも追い出されることになるだろうから、ハリー様はこれからどうなるかはわからない。
でも、今のわたしは自分のことで精一杯だから、ハリー様のことまでかまってあげられなかった。
「ロブ! 頑張って!」
今日はロブの学園の体育祭に来ていた。
リレーの代表に選ばれたというロブを、わたしとロザンナ、アクス様で応援しに来たのだ。
「任せて!」
会わないうちに一回り体が大きくなったロブは、笑顔でわたしに手を振ってくれた。
ソナルナ男爵夫妻はわたしたちとまた一緒に暮らしたいと嘆いているらしい。
小さな子供には親は必要だからと。
それは間違っていないから、その話をロブとロザンナにすると、二人は「必要ない」と言った。
だから、返事の手紙には「いりません」と書いて送ることにした。
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最後までお読みいただき、本当にありがとうございました!
もうちょっと甘い話を書きたかったんですが、バカな王子たちのせいで、コメディになってしまいました。
申し訳ございません。
お気に入り、感想、しおり、エールをありがとうございました。
本当に励みになりました。
そして、母や私への体調のお気遣いもありがとうございました。
私としては読者様に少しでも楽しんでいただけていれば、それが励みになりますので、これからも無理ない程度に書き続けようと思います。
(病院に面会制限があるので、そう頻繁には行けないというのもあります)
というわけで、新作を投稿しております!
タイトルは「あなたに捧げる愛などありません」になります。
夫に好かれるために努力したにもかかわらず、馬鹿にされ続けてきた妻が、容姿を変えたことにより、態度を一変させた夫に一気に冷めてしまい、離婚しようとするが……というお話です。
ご興味ありましたら、そちらでもお会いできますと幸いです。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました!
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