「『うたかたの』~赤穂事件異聞~」
さえない時代小説家の私は「なまはげ」というあだ名の怖い美人編集者にせっつかれて「元禄赤穂事件」にまつわる物語を書こうとしていた。集められた資料の中で目をひいたのは『うたかたの』という当時書かれた作者不詳の記録集だった。その内容は従来の赤穂事件の裏を暴き歴史を覆すものだった。みるみるうちにのめり込む私の尻をさらに叩くなまはげちゃん。次第に明らかになる赤穂事件の真相。歴史には残らなかったがその裏で不器用に生きた男たち。あの事件は誰が仕組んだのか。私となまはげちゃんが行き着いた先は……
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