壊れて、笑って、生きていく②──主に委ねるカラダ

誰にも止められないまま、
誰にも救われないまま、
私はただ、
笑われるために生きた。

透明な傘、ヒモひとつ、裸足の夜。
小さな笑いと引き換えに、少しずつ削れていく私。

――それでも、止まれなかった。
誰に見られても、何を失っても。
それが「私」であり、「私だけの生き方」だったから。

このマガジンは、
ひとりの女が壊れていく過程と、
それでもなお生きようとする小さな希望を描いた連作エッセイです。

傷だらけの笑い。
誇りよりも、羞恥に近い肯定感。
泣きたくても、笑ってしまう夜。

読むたびに、
どこかに置き忘れた「もうひとりの自分」に、
そっと触れたような気持ちになるかもしれません。

どうぞ、覗いてみてください。

そこには、
笑われながらも、
必死に生きようとした"ナナ"の、
静かで激しい軌跡があります。
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