ラシュリーの失跡
*一族最弱の長男と、過保護な弟たちの放浪記*
人を赦し、人を愛せと母は言った――
かつて戦いを求め世界中を流浪した幻の戦闘民族「レクー」。
イオは族長家の長男でありながら、突然変異的に戦闘能力を持たずに生まれた。
代わりに与えられた癒しの手で争いを諫め、レクー族に均衡をもたらしたイオを、人々は「天使」と呼んだ。それが自身の役目なのだと信じて疑わなかった。
しかし18歳の誕生日、平穏な日常は音を立てて崩れる。
自身の弱さが招いたのか。正義とは何か。信じてきたものは何だったのか。
混乱の中、強い弟たちに守られながら、ただ自問自答することしかできなかった。
この世界には、善も悪もない――
故郷を追われたイオと3人の弟たちは、追手から逃れ放浪生活を始める。
※一部、剣による戦闘シーンに暴力・残虐表現を含むためR15としております
※カクヨムでも同小説を連載中です
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