妹を推していた公爵令息から、婚約を申し込まれてしまいました
子爵令嬢マリアと元平民の異母妹ローザの仲は良くなかった。
家では姉の悪口を言いふらすローザだが、学園での立ち居振る舞いは完璧で人気者に。
ある日、物陰からローザを見つめる怪しい青年を見つけたマリアは、勇気を出して声をかける。
青年――公爵家三男のフリッツは、母方の親戚だった。
ローザの魅力を語るフリッツに、マリアは共感してしまう。
ローザとフリッツの仲を応援しようと決めたマリアだったが、公爵家から呼び出され――。
「婚約? フリッツ様が私を好き? どうしてそうなるのです!?」
不器用な二人が結ばれるまでと、完璧な妹の選んだ未来を描く短編です。
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