「俺達。付き合ってみる?」〜姫と王子と呼ばれる二人の甘酸っぱい青春譚〜

“王子と姫”と呼ばれるノンケ男子ふたりが、試しに“付き合って”みたら――?


とある私立高校にスポーツ推薦で入学した姫川環(ひめかわたまき)は、同じくスポーツ特待生の無愛想男子・王路修人(おうろしゅうと)とバスケ部で出会う。

練習、登校、下校、教室も全部いっしょ。気づけば、毎日が“ふたりセット”で過ぎていった。

そして高校2年の春――彼らは、いつしか「王子と姫」と呼ばれるようになっていた。

最初は笑って流していた姫川だけど、ある日ふと気づく。

「……もしかして、オレ、王路のこと、好きかも?」

そんな自分にびっくりして、挙動不審になる姫川。空気は甘酸っぱくなるばかりで、もう逃げ場なんてどこにもない。

そんな彼に、王路がふいに言った。

「俺と付き合ってみよう。姫川」

お試しで“付き合う”ことになったノンケ男子ふたり。
はじめはただの「冗談」のつもりだったのに、距離はどんどん近づいていって――?

恋を知らない高校生ふたりが、“友情”と“恋”の境界線を探す。
アナマチア初の現代BL・青春ラブコメ、ここに開幕!
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