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第四章
41アネシアの復讐②
しおりを挟む裁判では公開処刑となった。
牢獄に再び入れられた後に私は王都の新聞記者に連絡をして裁判での事をできるだけ詳しく取り上げて欲しいと告げた。
王都内だけでなく地方でも逃げ場がない様に。
島流しにされた後に居場所を奪って置く必要がある。
罪人が流される島の住人は年寄りや女子供が多い。
人当たりが良い島の民達はダニアが罪人であっても同情を寄せるだろう。
あの女は演技が上手い。
そして悪事に関しては恐ろしい程機転が利くので保険をかける必要がある。
島流しになっても安心して余生を過ごさせない。
国中の何処に行っても杏視させてやるものか。
法律は強い者には有利。
本当のその通りだと思う私はずっとこの国の間違った法律を変えたかった。
だからこそダニアを利用してあの裁判に身を乗り出した。
平等な裁判がされない事を、貴族だけが有利な法律を変えたい。
その為にも踊って貰うわ。
加害者にも人権は必要でも、あくまで反省していたらの話。
自分の犯した罪を認めないならば、出所した後も罪を犯す。
そんな人間は星の数ほど多いのだから。
「オリアナ様、我が国の法律を改正するためにもあの女はまだまだ利用できますわよ?」
「使えるなら使いますわよ」
流石話が解る方だわ。
そもそもあの女に恨みを抱く人間が多すぎるわ。
ここまで嫌われる人間もそういないのだけど。
こうして私達はこの三か月であの女の精神を削ぐ事に成功した。
報告によれば毎日のほうに不平不満を言っているようだけど、あまりにも文句が多いので体罰を受けるようになった。
しかもその監視を任されたのは裁判所でダニアに説教をした女性だった。
彼女はギルドマスターの夫人会でも有名だった。
人情に厚く、面倒見が良い。
身勝手な虐待を受けた子供や、止む得ない理由で犯罪を犯した者達を保護もしている。
また犯罪を犯した者達を更生させるべくボランティア活動もしている。
「彼女が頭を抱えていたようですわ」
「真面な思考の持ち主ですからね。肝っ玉母ちゃんだったかしら?」
「ええ…まぁ」
時々オリアナ様は王族らしくない発言をされると思うけど、まぁディアス様の影響なのかしら。
「何か含みでも?」
「いいえ、話は変わりますが」
「何です?」
「ディアス様と進展はございますか?」
甘い話も少しはしたい。
それにオリアナ様の恋が成就すればある意味ダニアに最高の復讐になるのだから。
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