私に必要なのは恋の妙薬

ジュヌヴィエーヌは、王太子である婚約者ファビアンから、突然の婚約解消を告げられる。

婚約者のファビアンは、男爵令嬢のマリアンヌが真実の愛の相手だと言うのだ。


「義務感では駄目だったのね」


落胆するジュヌヴィエーヌに追い討ちをかけるように他国への縁談が持ちあがる。

相手は壮年の国王、子も既に4人いる。長子はジュヌヴィエーヌと一歳しか年が違わないという。

ジュヌヴィエーヌは、正妃を喪ったエルドリッジ国王のもとに側妃として嫁ぐのだ。

結局は政略上の駒でしかないと知り、落胆したジュヌヴィエーヌは、せめてと出立前に森の魔女を訪ね、ある秘薬を求める。


「この薬があればきっと」



だが、冷遇を覚悟で嫁いだアデラハイム王国では意外にも歓迎されて・・・?



「あなたが『マル花』の悪役令嬢ジュジュね! ストーリーからの脱出おめでとう!」

「?」


継娘となる予定の第一王女からかけられた言葉に首を傾げるジュヌヴィエーヌ。


魔女が用意した薬を手に、決死の思いで他国に嫁いだジュヌヴィエーヌに訪れる幸せは・・・






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