余命半年なので家を出たら、冷徹公爵が全部捨てて追いかけてきました

余命半年を宣告された公爵夫人は、夫に迷惑をかけず静かに消えるため、離縁状だけを残して家を出た。
三年間、礼儀だけは完璧でも愛情の気配はひとつもなかった。だから追ってくるはずがないと思っていた。
けれど彼は、公爵位も、王命も、都で築いた立場もすべて投げ捨てて彼女を追う。
今さら遅い。そう思っていたのに、追いついてきた男は、冷徹公爵ではなく、ひどく不器用に彼女を失うことだけを恐れる一人の夫だった。
これは、静かに死ぬはずだった女が、遅すぎた愛に追いつかれ、もう一度生きることを選び直すまでの物語。
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