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15.甘やかしと言う名のお仕置き*
一触即発?
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オロオロと日織に問いかけたら、すぐさま「だっ、大丈夫なのです」と日織が体勢を立て直した。
(あー、日織さんっ。そんなに頑張っていただかなくてもっ)
日織が自分のを前にして真剣な表情をしている様は、ビジュアル的に大変喜ばしくて宜しくないと思ってしまった修太郎は、それを取り繕うみたいにそっと日織の頭に手を載せた。
一触即発。
ちょっとでも息子に刺激を与えられてしまったらすぐに達ってしまいそうで非常にまずい。
日織の顔に粗相をしてしまったらと思ったら、男としての征服欲はとってもとっても「したい」方に傾きかけた修太郎だったけれど、「愛しい妻にそんなっ」と思ったら「何としても阻止せねば!」とも思ってしまって。
(お願いです。もうそれ以上は……僕の理性が限界なのでっ。後生ですからおやめください!)
修太郎的にはそんな気持ちを手のひらに込めたつもりだったのだけれど。
「が、頑張れってことですねっ?」
何故か日織は、修太郎の行動を叱咤激励の撫で撫でだと勘違いしてしまったらしい。
(あああ、日織さんっ、違います!)
即座にそう言いたかった修太郎だけど。
キュッと小さな手で敏感なソコを掴まれてしまったから堪らない。
「ぅあっ」
またしても変な声を出して日織を喜ばせてしまった。
声と同時、修太郎の身体がビクッと小さく跳ねたことも、日織にはこの上なく嬉しかったらしい。
「ふふっ♥ 修太郎さん、すっごくすっごく可愛らしいのですっ♥ 感激なのですっ♥」
うっとりとアレの間近で溜め息を吐かれて、修太郎は身悶えそうになるのをグッとこらえた。
これ以上日織を〝活気付かせる〟わけにはいかないではないか。
***
で、今――。
修太郎からのエールを勝手に受け取った日織は、大好きな修太郎さんの愛する〝修太郎〟くんを気持ちよくしてあげるべく鋭意努力中なのだ……――けれども!
(さっきから僕の可愛い日織さんは一体何をしていらっしゃるのでしょうね⁉︎)と、修太郎はもどかしさ全開で思っている。
というのも――。
チュッ、チュッ……と愛らしいリップ音が自分の下腹部から聞こえてくるものの、本当にそれだけ。
舌でペロリと舐め上げられるとか、パクッと温かな口の中へ迎え入れてもらえるとか……およそ思いつくようなそんな〝ハプニング〟は皆無で。
ただひたすらに期待でギンギンに勃ち上がった愚息に、日織の柔らかな唇が掠めるように触れては離れるばかり。
そんな状態が、かれこれ十分以上も続いているとなると、(さすがにこれは何の拷問ですかね⁉︎)と聞きたくもなってくると言うもの。
「あっ、あの……日、織……さ、ん?」
それでも大好きな日織が自分のそんなところに口づけをしてくれていると思うと、それだけで修太郎は大興奮で。
「あっ」
これはこれで案外物凄いプレイなんじゃないかと錯覚しそうになってくる。
(あー、日織さんっ。そんなに頑張っていただかなくてもっ)
日織が自分のを前にして真剣な表情をしている様は、ビジュアル的に大変喜ばしくて宜しくないと思ってしまった修太郎は、それを取り繕うみたいにそっと日織の頭に手を載せた。
一触即発。
ちょっとでも息子に刺激を与えられてしまったらすぐに達ってしまいそうで非常にまずい。
日織の顔に粗相をしてしまったらと思ったら、男としての征服欲はとってもとっても「したい」方に傾きかけた修太郎だったけれど、「愛しい妻にそんなっ」と思ったら「何としても阻止せねば!」とも思ってしまって。
(お願いです。もうそれ以上は……僕の理性が限界なのでっ。後生ですからおやめください!)
修太郎的にはそんな気持ちを手のひらに込めたつもりだったのだけれど。
「が、頑張れってことですねっ?」
何故か日織は、修太郎の行動を叱咤激励の撫で撫でだと勘違いしてしまったらしい。
(あああ、日織さんっ、違います!)
即座にそう言いたかった修太郎だけど。
キュッと小さな手で敏感なソコを掴まれてしまったから堪らない。
「ぅあっ」
またしても変な声を出して日織を喜ばせてしまった。
声と同時、修太郎の身体がビクッと小さく跳ねたことも、日織にはこの上なく嬉しかったらしい。
「ふふっ♥ 修太郎さん、すっごくすっごく可愛らしいのですっ♥ 感激なのですっ♥」
うっとりとアレの間近で溜め息を吐かれて、修太郎は身悶えそうになるのをグッとこらえた。
これ以上日織を〝活気付かせる〟わけにはいかないではないか。
***
で、今――。
修太郎からのエールを勝手に受け取った日織は、大好きな修太郎さんの愛する〝修太郎〟くんを気持ちよくしてあげるべく鋭意努力中なのだ……――けれども!
(さっきから僕の可愛い日織さんは一体何をしていらっしゃるのでしょうね⁉︎)と、修太郎はもどかしさ全開で思っている。
というのも――。
チュッ、チュッ……と愛らしいリップ音が自分の下腹部から聞こえてくるものの、本当にそれだけ。
舌でペロリと舐め上げられるとか、パクッと温かな口の中へ迎え入れてもらえるとか……およそ思いつくようなそんな〝ハプニング〟は皆無で。
ただひたすらに期待でギンギンに勃ち上がった愚息に、日織の柔らかな唇が掠めるように触れては離れるばかり。
そんな状態が、かれこれ十分以上も続いているとなると、(さすがにこれは何の拷問ですかね⁉︎)と聞きたくもなってくると言うもの。
「あっ、あの……日、織……さ、ん?」
それでも大好きな日織が自分のそんなところに口づけをしてくれていると思うと、それだけで修太郎は大興奮で。
「あっ」
これはこれで案外物凄いプレイなんじゃないかと錯覚しそうになってくる。
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