ただの伯爵令嬢が悪役になるまで
伯爵令嬢イザベラ・フィッツは妹を心から愛していた。姉妹は、性格は異なるものの仲睦まじく育ち、やがて一人の男に恋をした。─恋は人を狂わせる。同じ男を好きになりながら今まで同様仲良くすることはできず、次第に二人の距離は離れていった。
そんなある時、妹の様子がおかしくなった。人が変わったとしか思えない発言ばかりをするようになったのだ。
一体どうしたと言うのか。自分のためだと言うなら止めてほしい。だが妹は言うのだ。
「おかしなお姉様。私は昔からこうだったわ…」
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