サイキック・ケースワーカーズ 柳谷清司の怪奇録
生まれつき、人には見えないものを見て、聞いて、触れてしまう体質を持つ少年——柳谷清司(やなぎやせいじ)。
その力は、特別でも才能でもなく、ただ「普通の人には見えないものが見えてしまう」だけの、厄介な体質だった。
彼はそれを悟られぬよう、怪異と距離を取り、静かで目立たない日常を選んで生きてきた。
しかし高校入学の日、古道具屋で“とある物”を手渡されたことで、その日常は否応なく崩れ始める。
人に害をなす怪異。
行き場を失い、この世に留まり続ける死者。
そして、「見える者」として関わらざるを得ない現実。
清司は仲間と共に、怪異を討つでも、救うでもなく、「終わらせるための後始末」に巻き込まれていく。
これは、派手な英雄譚ではない。
世界を救う物語でもない。
ただ――誰にも顧みられず取り残されたものたちに「終わり」を返していく、静かな怪奇譚。
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