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第7章 変動
12 意気地なしの英雄1
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「おい、やっぱりもとに戻ったな」
昨日はバッカスの部屋で雑魚寝したんだが、いつの間にかバッカスを枕にして寝てたらしい。バッサバッサと尻尾で頭を叩かれて目が覚めた。
「おう、ホントだ戻ってる」
裸で起き上がった俺はボリボリと頭をかく。
そう、頭を掻く手があった。
今回はあゆみに魔力を流されなくても元に戻ったな。いや、戻ったって言っていいのか?
まあいいや。
「おい、バッカス、お前ノミいないよな」
「いねぇよ! あゆみがうるさいから最近じゃあほぼ毎日水浴びに行ってるんだ」
「その割には毛がゴワゴワだな。確か犬は毎日水浴びするといけないんじゃなかったか?」
「え? そうなのか?」
「あゆみは毎日入れって言ってたか?」
「いや、ただもっと入りにいけってだけだ。あいつを背中に乗せて運んでたからちょっと入らないとすぐバレるんだよ」
「あいつ自分で歩いてなかったのか? 杖はあっただろ」
「あの杖で森ん中歩き回ってるとあっという間に傷だらけでよ、諦めて俺の背に乗ってたぞ」
こいつには遠慮なく運ばれてたのか。
下らないこと話しながら起き上がる。
あ、また服無しかよ。
「なあ、ここなんか服残ってなかったか?」
「ああ、兵士が残してったのがあったな。武器庫ん中だ」
「分かった、ちょっと行って着てくる」
通路にはまだ誰も出て来てないから、安心して素っ裸で武器庫に行って服を漁った。驚いたことに、あゆみのあっちの服が残っていた。ただそこら中切れている上に泥と血がこびり付いてて、どう考えても着れたもんじゃないだろ。
俺はそれをうっちゃってバッカスのところに戻った。
「そろそろ街に戻るわ」
そう言ってからふと思い出してバッカスに聞く。
「そういえばさ、あゆみのやつ本気でここにいつか住みたいみたいだぞ。どっかあいつが住めるような場所あるか?」
「ここじゃ駄目なのか」
「ここはお前らの場所だろ。そうじゃなくてあいつが自分で住める場所だ。水場が近くて乾いた場所、最悪木は俺が切って家建てるからいいけど地盤はしっかりしてる所がいい」
「……なあお前、あゆみと番うのか?」
「はぁ?」
「だって今お前が言った条件て俺らが番の巣を選ぶのとそっくりだぞ」
俺は頭を抱えてしゃがみ込んだ。
うわ、狼の巣作りと同じレベルって俺やべぇだろ。
ツッコミどころだらけで声も出ない。
「まあいい場所があったら声かけてやるよ」
からかいの混じったバッカスの声に見送られて俺は森を後にした。
街に戻ると流石に昨日の祭り気分も抜けて皆通常運転に戻っていた。
「ネロ君、いいところに来ましたね。早朝稽古が始まりますよ、ちょっと寄っていってください」
城門まで来るとまるで待っていたとでも言う様にアルディに腕を掴まれてそのまま錬場まで引きずられていく。
「ネロ君、今日は剣なしでお願いします」
「え?」
「昨日、ネロ君、爪だけで戦ってましたよね? そのほうが速いのでしょう。でしたらどうしても剣を使う必要ないじゃないですか」
「いやだけどこれ俺の剣の鍛錬だったんじゃないのか?」
「剣も爪も同じようなものです」
「いやどう考えても違うだろ、大体それじゃあ俺はどうやってアルディの剣を防ぐんだよ」
「なに言ってるんですか。昨日のように避ければいいじゃないですか。じゃあ行きますよ」
「うわ、ちょっと待った!」
俺の静止などアッサリ無視してアルディの稽古が始まった。
それから一時間。俺はまたもボロボロになるまでアルディに刻まれた。
「おかしいですねぇ。なんで避け切れないんでしょうねぇ。ネロ君見えてるんでしたよねぇ? 自信あるんでしたよねぇ? 僕から相手を取っちゃうくらいですもんねぇ?」
蹴り飛ばされて床に転がった俺を見下ろしながら、アルディが嬉しそうに手の中の剣を揺らしてる。
こいつ、デタラメに強え。
昨日兵士共を相手にやりあったお陰でこいつの強さが嫌って程良く分かる。昨日やり合った奴等みたいな隙がねぇ。
昨日の稽古よりは避けられるかと思えばとんでもない。俺に遮る手立てがないのをいい事に、間暖なく容赦ない一撃を入れてくる。
こいつ、昨日はすげぇ手加減してたのか。
それにこれ、もしかしなくても昨日俺が飛び出したのを滅茶苦茶怒ってるんだよな。
「ほらあ。立ってくださいネロ君。訓練まだ終わってませんよ?」
「た、頼む、せめて盾をくれ」
「昨日そんなもの持ってませんでしたよねぇ? しかも稽古じゃなくて本番だったんですけどねぇ?」
「うう、悪かった、俺が悪かった。あんたの指示を無視した俺が悪かった! これでいいか!」
情けなく地面に転がったまま叫んだ俺を上から見下ろしてアルディがギロリと睨む。
「素人が思い上がると死にます。以後肝に命じて下さい」
流石腐っても軍人だ。アルディの一睨みで身がすくんだ。
そんな俺を見たアルディは、満足そうに一つ頷いてフッといつもの飄々とした笑顔に戻って手を差し出した。
「それではどうぞ治療院に行って治療されてきてください。キーロン殿下も待ってらっしゃいましたよ」
「それなのにあんたは俺を稽古に引きずり込んだのかよ」
「もちろんです。命を守るのが最優先ですからね」
俺を引き起こしながらしれっと返すアルディにもうため息しか出なかった。
治療院でテリースにまたも治療してもらってからキールの部屋に入るとキールがイライラしながら待っていた。
「お前いつの間に昨日逃げ出したんだ? お陰でこっちは朝まで付き合わさせられたんだぞ」
「それ、俺がいたら単に俺まで一緒に付き合わさせられてただけだろ。被害が少なくてよかったな」
俺の人をくった返事にキールはギロリとこちらを睨んでからフッとその目を優しく緩めた。
「まあいい。折角お前にいい知らせがあるんだ」
そう言って俺を見るキールの目がやけに優しい上に口元がなんか笑ってる。いい予感がしない。
「なんだよいい知らせって」
「実は今朝、正式に隊の中の者三人からあゆみに求婚の申し入れがあった」
「はぁあああ!?」
「どいつもこいつも俺が言うのもなんだがい男ばかりだ。一人はお前も知ってるだろ、トーマスだよ」
「は、はあ? そ、それのどこがいい知らせなんだよ」
こいつ、とうの昔に俺の気持ちに気付いてるくせに。
「よく考えろ。みんな焦ってんだよ。お前が昨日すごい戦いを見せて街の英雄になっちまったからな」
「はっああ? 英雄ってなんだそりゃ?」
「なにを言ってる。昨日お前は俺を救って訳け分からん敵を一人で倒し、突然現れた沼トロールを決死の覚悟で街から引き剥がして、森の狼を従えて迫りくる兵士の一団から奇跡を起こして街を救ったんだぞ。これが英雄じゃなくてなんだ?」
その言い方だとそれはまるでヒーロー物の英雄談そのものだ。でも間違えてはいけない。今の話は俺の話だ。
「それ盛りすぎだろ」
「いいんだよ、英雄談なんだから。みんな嬉しそうに話してたぞ。街が一気に明るくなった」
「俺を町越しの道具に使うな!」
「悪いが使えるものはなんでも使うぞ。それがお前のやり方だろ?」
返す言葉がなくて唸り返す俺を見てキールが楽しそうに続ける。
「それでだな。俺もここまで自分の部下に頼まれちゃ放っておく訳にも行かねぇわけだ」
そう言って言葉を切ったキールは崩れそうになる顔を無理やり引き締めて身を乗り出す。
「そこで選択肢は二つ。ひとつ目はこいつらの中で一番望みのありそうな奴をあゆみにあてがう。あゆみにはもちろん拒否権はあるが、あいつあれで結構成り行きに任せるところがあるだろう? 俺が万全のお膳立てしてやれば結構乗ってくるんじゃないか?」
うわ、最悪だ。こいつこういう事に慣れすぎてやがる。こいつに周りを固められたらあゆみの奴、確かに断れないだろう。
「でもってもう一つの選択肢だが。お前が望むならあゆみとお前が実は結婚してると正式に発表してやってもいい」
「!!!」
「なに、お前らずっと同じ部屋使って来たんだ、誰も疑わねえよ。俺なんかてっきりお前らは夫婦の仲なんだと思いこんでたくらいだからな。あゆみだって昨日最後は納得してただろ」
「あ、あれは俺たちが……」
咄嗟に言い訳を始めようとした俺をキールが突然覇気を乗せてギロリと睨みつけた。
「グダグダ言うな。どっちか決めろ。なんなら今すぐ自力で結婚申し込んでこい。惚れてんだろ?」
キールの今までとは違う単刀直入な言葉に返す言葉を失って、俺は真っ赤になって口をつぐんだ。
そのままそこで俯いて動けなくなった俺にすぐに見切りをつけたキールは、俺のことなどお構いなしに目の前の書類に取り掛かる。執務を続けるキールを前に、俺はただただ拳を握りしめて黙り込み、しばらくそこに立ち尽くしていた。
「頼む。発表してくれ」
蚊の鳴くような声で絞り出した俺の答えに、キールはさも満足そうに微笑んだ。
昨日はバッカスの部屋で雑魚寝したんだが、いつの間にかバッカスを枕にして寝てたらしい。バッサバッサと尻尾で頭を叩かれて目が覚めた。
「おう、ホントだ戻ってる」
裸で起き上がった俺はボリボリと頭をかく。
そう、頭を掻く手があった。
今回はあゆみに魔力を流されなくても元に戻ったな。いや、戻ったって言っていいのか?
まあいいや。
「おい、バッカス、お前ノミいないよな」
「いねぇよ! あゆみがうるさいから最近じゃあほぼ毎日水浴びに行ってるんだ」
「その割には毛がゴワゴワだな。確か犬は毎日水浴びするといけないんじゃなかったか?」
「え? そうなのか?」
「あゆみは毎日入れって言ってたか?」
「いや、ただもっと入りにいけってだけだ。あいつを背中に乗せて運んでたからちょっと入らないとすぐバレるんだよ」
「あいつ自分で歩いてなかったのか? 杖はあっただろ」
「あの杖で森ん中歩き回ってるとあっという間に傷だらけでよ、諦めて俺の背に乗ってたぞ」
こいつには遠慮なく運ばれてたのか。
下らないこと話しながら起き上がる。
あ、また服無しかよ。
「なあ、ここなんか服残ってなかったか?」
「ああ、兵士が残してったのがあったな。武器庫ん中だ」
「分かった、ちょっと行って着てくる」
通路にはまだ誰も出て来てないから、安心して素っ裸で武器庫に行って服を漁った。驚いたことに、あゆみのあっちの服が残っていた。ただそこら中切れている上に泥と血がこびり付いてて、どう考えても着れたもんじゃないだろ。
俺はそれをうっちゃってバッカスのところに戻った。
「そろそろ街に戻るわ」
そう言ってからふと思い出してバッカスに聞く。
「そういえばさ、あゆみのやつ本気でここにいつか住みたいみたいだぞ。どっかあいつが住めるような場所あるか?」
「ここじゃ駄目なのか」
「ここはお前らの場所だろ。そうじゃなくてあいつが自分で住める場所だ。水場が近くて乾いた場所、最悪木は俺が切って家建てるからいいけど地盤はしっかりしてる所がいい」
「……なあお前、あゆみと番うのか?」
「はぁ?」
「だって今お前が言った条件て俺らが番の巣を選ぶのとそっくりだぞ」
俺は頭を抱えてしゃがみ込んだ。
うわ、狼の巣作りと同じレベルって俺やべぇだろ。
ツッコミどころだらけで声も出ない。
「まあいい場所があったら声かけてやるよ」
からかいの混じったバッカスの声に見送られて俺は森を後にした。
街に戻ると流石に昨日の祭り気分も抜けて皆通常運転に戻っていた。
「ネロ君、いいところに来ましたね。早朝稽古が始まりますよ、ちょっと寄っていってください」
城門まで来るとまるで待っていたとでも言う様にアルディに腕を掴まれてそのまま錬場まで引きずられていく。
「ネロ君、今日は剣なしでお願いします」
「え?」
「昨日、ネロ君、爪だけで戦ってましたよね? そのほうが速いのでしょう。でしたらどうしても剣を使う必要ないじゃないですか」
「いやだけどこれ俺の剣の鍛錬だったんじゃないのか?」
「剣も爪も同じようなものです」
「いやどう考えても違うだろ、大体それじゃあ俺はどうやってアルディの剣を防ぐんだよ」
「なに言ってるんですか。昨日のように避ければいいじゃないですか。じゃあ行きますよ」
「うわ、ちょっと待った!」
俺の静止などアッサリ無視してアルディの稽古が始まった。
それから一時間。俺はまたもボロボロになるまでアルディに刻まれた。
「おかしいですねぇ。なんで避け切れないんでしょうねぇ。ネロ君見えてるんでしたよねぇ? 自信あるんでしたよねぇ? 僕から相手を取っちゃうくらいですもんねぇ?」
蹴り飛ばされて床に転がった俺を見下ろしながら、アルディが嬉しそうに手の中の剣を揺らしてる。
こいつ、デタラメに強え。
昨日兵士共を相手にやりあったお陰でこいつの強さが嫌って程良く分かる。昨日やり合った奴等みたいな隙がねぇ。
昨日の稽古よりは避けられるかと思えばとんでもない。俺に遮る手立てがないのをいい事に、間暖なく容赦ない一撃を入れてくる。
こいつ、昨日はすげぇ手加減してたのか。
それにこれ、もしかしなくても昨日俺が飛び出したのを滅茶苦茶怒ってるんだよな。
「ほらあ。立ってくださいネロ君。訓練まだ終わってませんよ?」
「た、頼む、せめて盾をくれ」
「昨日そんなもの持ってませんでしたよねぇ? しかも稽古じゃなくて本番だったんですけどねぇ?」
「うう、悪かった、俺が悪かった。あんたの指示を無視した俺が悪かった! これでいいか!」
情けなく地面に転がったまま叫んだ俺を上から見下ろしてアルディがギロリと睨む。
「素人が思い上がると死にます。以後肝に命じて下さい」
流石腐っても軍人だ。アルディの一睨みで身がすくんだ。
そんな俺を見たアルディは、満足そうに一つ頷いてフッといつもの飄々とした笑顔に戻って手を差し出した。
「それではどうぞ治療院に行って治療されてきてください。キーロン殿下も待ってらっしゃいましたよ」
「それなのにあんたは俺を稽古に引きずり込んだのかよ」
「もちろんです。命を守るのが最優先ですからね」
俺を引き起こしながらしれっと返すアルディにもうため息しか出なかった。
治療院でテリースにまたも治療してもらってからキールの部屋に入るとキールがイライラしながら待っていた。
「お前いつの間に昨日逃げ出したんだ? お陰でこっちは朝まで付き合わさせられたんだぞ」
「それ、俺がいたら単に俺まで一緒に付き合わさせられてただけだろ。被害が少なくてよかったな」
俺の人をくった返事にキールはギロリとこちらを睨んでからフッとその目を優しく緩めた。
「まあいい。折角お前にいい知らせがあるんだ」
そう言って俺を見るキールの目がやけに優しい上に口元がなんか笑ってる。いい予感がしない。
「なんだよいい知らせって」
「実は今朝、正式に隊の中の者三人からあゆみに求婚の申し入れがあった」
「はぁあああ!?」
「どいつもこいつも俺が言うのもなんだがい男ばかりだ。一人はお前も知ってるだろ、トーマスだよ」
「は、はあ? そ、それのどこがいい知らせなんだよ」
こいつ、とうの昔に俺の気持ちに気付いてるくせに。
「よく考えろ。みんな焦ってんだよ。お前が昨日すごい戦いを見せて街の英雄になっちまったからな」
「はっああ? 英雄ってなんだそりゃ?」
「なにを言ってる。昨日お前は俺を救って訳け分からん敵を一人で倒し、突然現れた沼トロールを決死の覚悟で街から引き剥がして、森の狼を従えて迫りくる兵士の一団から奇跡を起こして街を救ったんだぞ。これが英雄じゃなくてなんだ?」
その言い方だとそれはまるでヒーロー物の英雄談そのものだ。でも間違えてはいけない。今の話は俺の話だ。
「それ盛りすぎだろ」
「いいんだよ、英雄談なんだから。みんな嬉しそうに話してたぞ。街が一気に明るくなった」
「俺を町越しの道具に使うな!」
「悪いが使えるものはなんでも使うぞ。それがお前のやり方だろ?」
返す言葉がなくて唸り返す俺を見てキールが楽しそうに続ける。
「それでだな。俺もここまで自分の部下に頼まれちゃ放っておく訳にも行かねぇわけだ」
そう言って言葉を切ったキールは崩れそうになる顔を無理やり引き締めて身を乗り出す。
「そこで選択肢は二つ。ひとつ目はこいつらの中で一番望みのありそうな奴をあゆみにあてがう。あゆみにはもちろん拒否権はあるが、あいつあれで結構成り行きに任せるところがあるだろう? 俺が万全のお膳立てしてやれば結構乗ってくるんじゃないか?」
うわ、最悪だ。こいつこういう事に慣れすぎてやがる。こいつに周りを固められたらあゆみの奴、確かに断れないだろう。
「でもってもう一つの選択肢だが。お前が望むならあゆみとお前が実は結婚してると正式に発表してやってもいい」
「!!!」
「なに、お前らずっと同じ部屋使って来たんだ、誰も疑わねえよ。俺なんかてっきりお前らは夫婦の仲なんだと思いこんでたくらいだからな。あゆみだって昨日最後は納得してただろ」
「あ、あれは俺たちが……」
咄嗟に言い訳を始めようとした俺をキールが突然覇気を乗せてギロリと睨みつけた。
「グダグダ言うな。どっちか決めろ。なんなら今すぐ自力で結婚申し込んでこい。惚れてんだろ?」
キールの今までとは違う単刀直入な言葉に返す言葉を失って、俺は真っ赤になって口をつぐんだ。
そのままそこで俯いて動けなくなった俺にすぐに見切りをつけたキールは、俺のことなどお構いなしに目の前の書類に取り掛かる。執務を続けるキールを前に、俺はただただ拳を握りしめて黙り込み、しばらくそこに立ち尽くしていた。
「頼む。発表してくれ」
蚊の鳴くような声で絞り出した俺の答えに、キールはさも満足そうに微笑んだ。
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