高嶺の野薔薇
"…のばらちゃん…。素敵な名前ね。"
"かわいい名前ねぇ"
そう言われてほんの小さな頃は素直に嬉しかった。幼稚園の先生にも、友人達の母親達にも口々に褒められるのがこそばゆいような誇らしいような。自分の名前を呼ばれるのが大好きだった。
高嶺のばらは自分が名前負けしていることに気づいてしまったその日から名前を呼ばれることが大嫌いだ。そして何度諫めても名前を呼ぶことを辞めない光一のことも。
"かわいい名前ねぇ"
そう言われてほんの小さな頃は素直に嬉しかった。幼稚園の先生にも、友人達の母親達にも口々に褒められるのがこそばゆいような誇らしいような。自分の名前を呼ばれるのが大好きだった。
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