盲目的な初恋の行方
リーリエ・フォン・エーレンベルクは公爵家の一人娘。公爵家を継ぐべく努力していたが、公爵夫人である母の死と同時にやってきた異母妹、クリスタによって公爵家の後継者の座を奪われてしまう。目標を失うも、初恋の相手、王太子アレクシスからの婚約の申し出があり、リーリエは王太子の婚約者となることになる。それを聞いたクリスタは、嫉妬心からアレクシスさえも奪うのだった。◆全7話
あなたにおすすめの小説
餓死寸前の私の代わりに宰相が勝手に喋り始めました
伯爵家の陰謀により離宮で餓死寸前まで追い詰められた、王妃アンジェリカ。
弱り果てて声も出せない彼女の前に現れたのは、この国の若き宰相リカルドだった。
リカルドは「王妃殿下の囁きを拾う」という体で、愚かな国王や伯爵たちに怒涛の代弁攻撃を開始するのだった。
え、私…一言も言ってないけど……。
※他サイトでも公開してます。
いまさら手遅れです、侯爵閣下
セイラは、実家であるヴァレンタイン伯爵家で「出来損ないの長女」として虐げられて育った。
ドレスは常に妹のお下がり、食事は冷めきった残り物。
そんな泥のような日々から、王都の社交界を浮名で賑わす当代の寵児、ダミアンに望まれて嫁いだとき、彼女は一筋の光を見た気がしたのだった。
人並みに愛し、愛される温かい家庭。それを夢見ていた。
しかし、現実は残酷だった。
ダミアンが求めていたのは、トロフィーとしての美しい妻でも、情熱を傾ける恋人でもない。
「ハサウェイ侯爵家の格式を汚さず、完璧に家政を取り仕切り、夫の不在を静かに守る、都合のいい従順な女主人の座席」そのものだった。
【9/20後日談追加】優秀な婚約者が邪魔だっただけなのに
公爵令嬢リリアリーニが、療養のため領地へ下がった。王太子の婚約者である彼女に、何かがあったらしい。
王太子フィリプズにとっては好機だった。何をしても敵わない優秀すぎる婚約者。これを機に王命を撤回させ、愛する男爵令嬢を妃に迎えたい。
そのためには情報が要る。だが令嬢は逃げ、令息は帰り、招待状は返らない。
残された手段は一つだけだった。
四阿の花陰に身を潜めた王太子が聞いたのは、彼が想像もしなかった「世間の評価」だった。
全2話・完結 9/20 後日談追加
夫には忘れられない人がいる
「……済まないが、あなたを妻とも家族とも思えない」
クロエが王命で嫁いだその日、書類上の夫は今にも死にそうな目と声でそう言った。
夫の背後にはだいぶ年上の前妻の大きな肖像画。そして間にはおろおろと立つ、肖像画そっくりの半透明の“彼女”が。
「旦那様、憑かれてませんか?」
「ああ、疲れている」
*
“辺境伯”なんて立派なものではない、辺境にあるいち伯爵家。
幼くして両親を亡くしてすぐに結婚した領主・アルバートが、再び妻を失って一年以上。辣腕と名高かった彼は塞ぎこみ、殆ど一人で過ごしているという。
徐々に荒れる耕地に、滞る王家との共同事業。迫る王都の大きな祝祭でも、王へ捧げものをする義務を果たせそうにない。
事態を重く見た国王は、王妃の侍女であり高名な教会の令嬢・クロエを後妻として送り込む。
一年経っても変わらなければ、領主の地位から開放すると彼に約束をして。
妻兼監視役でありながら、葬儀を見慣れているクロエは夫の無気力さに死の気配を感じ取る。
そこに幽霊となった前妻・ローズマリーが度々訴えかけてきて……。
「分かりました、一緒に解決しましょう」
クロエは手帳片手にローズマリーの指さしでヒントを貰いながら、アルバートに生きてもらいたいと願うのだが――。
この作品は他サイトにも掲載しています。
※2万字以内の短編です。
※誤って完結設定のまま公開してしまいました。申し訳ありません。
我慢なんてしていませんわ。だって、面倒でしょう?
「クロエに子供ができた。準備が整い次第、離れで暮らすことになるからそのつもりでいてくれ」
普段ほとんど屋敷にいない夫が前触れもなく告げてきた言葉をきっかけに、レティシアは“三年間”の契約を終わらせることにした。
赤の他人を屋敷に迎えることはしない。
不要なものに感情を砕く理由などない。
「だって、面倒でしょう?」
不誠実な夫も、無意味な結婚も、
この際すべて切り捨ててしまいましょう。
ほどほどが一番
「アンネマリー!お前との婚約は破棄する!」
王太子レイモンは、毎日夜中まで働いても執務を終わらせられない婚約者、アンネマリーを無能と断じて婚約を破棄する。
しかし彼女を追い出した後、山のような仕事がレイモンへと押し寄せて……?
設定ゆるゆるのショートショートです。
※ 他サイトにも投稿しています。
はっきり言ってカケラも興味はございません 身勝手な婚約者とはお別れします
私の婚約者様は、王女殿下の騎士をしている。
病弱でお美しい王女殿下に常に付き従い、婚約者としての交流も、マトモにしたことがない。
まぁ、好きになさればよろしいわ。
私には関係ないことですから。
婚約破棄騒動の裏で僕らはのんびりと愛を育む。ありがたいことに出世しました。
婚約破棄をした一粒種の皇太子と男爵令嬢がご成婚。皇太子ご夫妻となられた。陛下の采配に下々は大人しく従うだけ。特に側近の一人とは言え、雑用係の僕なんかね。でもまさか皇太子ご夫妻を真似て婚約破棄が流行るなんて。………僕らは巻き込まれたくないなぁ。え?君も婚約破棄してみたい?ちょっと待ってよ!
※会話のみです。コメディ感やテンポの良さなど何もありません。でもこういう地味なイチャイチャを見たくなりました。