遠い人を想う
希望が起きると、上司の加賀と裸でひとつのベッドにいた。
「大事にするよ」と加賀は微笑む。
言えない。
記憶がないなんて――。
〔攻め〕加賀 累人
〔受け〕橋村 希望
「大事にするよ」と加賀は微笑む。
言えない。
記憶がないなんて――。
〔攻め〕加賀 累人
〔受け〕橋村 希望
あなたにおすすめの小説
あなたと夕陽と心
すずかけあおい
BL
光輝が海司に呼び出されて行った飲み会に来た男性・千明は、海司から光輝を奪ってその場から連れ出し、「大切にするから、そばにいてほしい」と言って抱き締めた。
〔攻め〕千明(ちあき)30歳
〔受け〕光輝(みつき)26歳
〔光輝の彼氏?〕海司(かいじ)29歳
幸せな復讐
志生帆 海
BL
お前の結婚式前夜……僕たちは最後の儀式のように身体を重ねた。
明日から別々の人生を歩むことを受け入れたのは、僕の方だった。
だから最後に一生忘れない程、激しく深く抱き合ったことを後悔していない。
でも僕はこれからどうやって生きて行けばいい。
君に捨てられた僕の恋の行方は……
それぞれの新生活を意識して書きました。
よろしくお願いします。
fujossyさんの新生活コンテスト応募作品の転載です。
愛のかたち
すずかけあおい
BL
彼女にフラれた久遠が居酒屋でヤケ酒をしていたら、隣で飲む男性もペースが速い。
男性(史呉)も彼女にフラれたと話して…。
〔攻め〕長内 史呉(おさない しぐれ)
〔受け〕浦 久遠(うら くおん)
※執着ENDと甘口ENDがあります。どちらもハッピーエンドです。(執着攻めor甘口攻め)
※性描写はないですが、ふたりでシャワーを浴びる場面があります。※
表紙の画像はスグリです。
花言葉は「あなたを喜ばせる」、「あなたに嫌われたら私は死にます」、「あなたの不機嫌が私を苦しめる」です。
外部サイトでも同作品を投稿しています。
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。