【完結】オオイヌノフグリを遥か彼方の君のもとへ
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膨大な魔力を持つ青年は、自身の力を試したいが為だけに諸々の国を攻め落とし、やがて世界の頂点に君臨する身となった。
「魔王」と呼ばれるようになった青年の元には世界各地から服従の証しとして何人もの美姫が贈られて来ていたが、青年にとっては鬱陶しいだけの存在でしかない。
心が冷めて凪いでいる青年には、世の全てが色褪せ、つまらないものにしか感じられない。
贈られた女達は青年に触れられる事も無いまま、名前すら知られないまま、青年の城に暮らしているのだが、その中に一人…おかしな女がいる。
雑草を手に、愛しそうに見詰める少女。
贈られて来た美姫達と比べれば、なぜ此処に居るのか分からない位に見た目は平凡な普通の少女。
他の女達と違い、自身をアピールしてくる事もない、地味で大人しいだけの女。
だが、雑草と戯れるなど頭がおかしい。
その少女がある日、唐突にキレた。
この地に骨を埋め、生涯を掛けてでも成し遂げたい目的をもってこの地に来た筈なのに、たった一年しかこの地に居られなくなったのだと告げた少女は、魔王と呼ばれる青年を自身の憂さ晴らしに巻き込む事にした。
「恋人か夫になったかも知れない貴方と、わたしがしたい事をする!」
少女を雑草女と呼ぶ青年と、そんな青年を悪戯にダーリンと呼ぶ、多くの謎を秘めた少女。
そんな二人を繋ぐ、名前だけは残念なのに美しく可憐な花。
そんな世界の話。
*小説家になろうでも出してます。
「魔王」と呼ばれるようになった青年の元には世界各地から服従の証しとして何人もの美姫が贈られて来ていたが、青年にとっては鬱陶しいだけの存在でしかない。
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だが、雑草と戯れるなど頭がおかしい。
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