そして2人は恋をする

「死んでも、貴方を決して忘れない。愛しているわ」

 白いベッドの上で、少女が手をのばした。

 側で座っている男が、その細い手を握り、泣き腫らした目で笑いかける。

 やがて、少女は息を引きとった。






「その言葉を聞くのは、これで100回目なんだよ」

 言えばきっと楽になる、けれど言ってしまったら2度と彼女に会えなくなる言葉を、心の奥に閉じ込める。

 男は少女の手をそっと置いた。ベッドの下に隠してある果物ナイフを手に取り、自分の首に当てる。

 これは、とても幸せで、どうしようもなく不幸せな運命を背負った一組の男女の物語。



 とは書いてありますが、始まったばかりなのでまだ普通の恋愛小説に近いです。

 段々と壮大な話になっていく(はず)なのでお気に入り登録でもして気長にお待ちを。

 ジャンルを恋愛にするかファンタジーにするか3日間悩みました。
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