話しを聞かない自認ヒロイン vs 話しが通じない自認ヒロイン
「リリア! お前との婚約は破棄し、このエマを新たな婚約者とする! お前はエマに嫉妬するあまり酷い嫌がらせをしたそうだな!」
「リリアさん! 私にした数々の嫌がらせについて罪を認めてくだされば、私は許しますから!」
怒り心頭で厳しい顔つきの王太子ダリウスと、それにへばりつく子爵令嬢エマが叫ぶ。
「エマさん! 婚約者がいる男性に近づき不貞した罪を素直に認めてくだされば、私は許しますから!」
リリアは罪を突きつけられた事は何も聞いてないかのように一切触れず、逆に相手の罪を糾弾した。
……これは、話を聞かないヒロインと、話が通じないヒロインの泥仕合。
=================================
令息を籠絡し婚約破棄を目論む転生ヒロインと、断罪される転生悪役令嬢、という図式はよくありますが、
悪役令嬢もヒロイン属性だったら話しが噛み合わないよな…、というただ1つの思いつきだけで書きました。
約3年ぶりの執筆という事もあり、お手軽お気楽、設定の整合性ゼロのリハビリ作です(笑)
肩肘張らずに楽しんでいただければ幸いです。
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