(完結)真実の愛っていいですね、どうぞお幸せに!
私はルース財閥の一人娘だったアラナ。平民の身分でありながらも王太子と運命の出会いをして王太子妃になったといわれている、国民にとても人気のある王太子妃だ。けれど王太子妃になって2年になるが子供はまだいない。
ある日のこと、夫である王太子が私の従姉妹の肩を抱きながらも叫んだ。ここは王家のパーティーホールで多くの貴族達が集う夜会なのに。
「邪悪な毒婦アラナよ! 子供が産めない王太子妃を未来の王妃にはさせられない。それにお前は学園時代に従姉妹を虐め抜いて登校拒否にさせたらしいな? 恥を知れ! そのような心の醜い女は俺の妃でいる資格はない。俺はお前のような者とは縁を切る。たった今、離縁をするので出て行け!」
王太子は興奮して早口になり口角に泡がたまっていた。
(口周りの筋肉が弱いのかしら? 違う・・・・・・弱いのはきっと頭ね・・・・・・)
私は王太子の口角の泡をじっと見つめながら彼の残念な頭に同情した。それが王太子にはショックを受けて呆然としている哀れな女に見えたようだ。
「ふん! 従姉妹の虐めをするような卑劣な女が、そのような悲しげな表情をしても俺の心は動かんぞ。平民の分際で俺の隣に立てたことは奇跡なのに、それをありがたがりもしないで生意気なんだよ。俺はこの健気で可愛らしいマリーに真実の愛を教えてもらったのだ」
マリーは王太子の子供を妊娠しているらしい。私と王太子は排卵日も計算してどんなに努力してもこの2年間妊娠する気配もなかったのですがね。
虐め? そんな事実は少しもないのだけれど、反対はしません。むしろ、解放されて嬉しいくらい。でも、私がいなくなってもあなたは大丈夫なのでしょうか?
※異世界ざまぁ。ゆるふわ設定ご都合主義です。
※タグの追加や削除の可能性あります。
※感想欄はネタバレ配慮なしです。
ある日のこと、夫である王太子が私の従姉妹の肩を抱きながらも叫んだ。ここは王家のパーティーホールで多くの貴族達が集う夜会なのに。
「邪悪な毒婦アラナよ! 子供が産めない王太子妃を未来の王妃にはさせられない。それにお前は学園時代に従姉妹を虐め抜いて登校拒否にさせたらしいな? 恥を知れ! そのような心の醜い女は俺の妃でいる資格はない。俺はお前のような者とは縁を切る。たった今、離縁をするので出て行け!」
王太子は興奮して早口になり口角に泡がたまっていた。
(口周りの筋肉が弱いのかしら? 違う・・・・・・弱いのはきっと頭ね・・・・・・)
私は王太子の口角の泡をじっと見つめながら彼の残念な頭に同情した。それが王太子にはショックを受けて呆然としている哀れな女に見えたようだ。
「ふん! 従姉妹の虐めをするような卑劣な女が、そのような悲しげな表情をしても俺の心は動かんぞ。平民の分際で俺の隣に立てたことは奇跡なのに、それをありがたがりもしないで生意気なんだよ。俺はこの健気で可愛らしいマリーに真実の愛を教えてもらったのだ」
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