【R18】たまゆらの花篝り〜風雷の香〜

現代を生きる女子高生、葦原穂花(あしはらほのか)は、日本における最高神・アマテラスの孫、ニニギノミコトの生まれ変わりである。

──乙女のからだに刻まれし花が咲くとき、寵を得ることができる。
──非なる者を待つは、ことごとく、死のみである。

ニニギを取り巻く三柱の神らによって、天孫の寵愛をめぐる命懸けの誓約(うけい)は執り行われた。

紅(べに)──真名は、不老長生を司るイワナガヒメ。花は、胸もとに赤の蕾。
真知(まち)──真名は、知恵を司るオモイカネ。花は、背中に白の蕾。
朔馬(さくま)──真名は、生命と繁栄を司るコノハナサクヤヒメ。花は、右足の甲に青の蕾。

高天原の一件を経て、穂花のからだに、紅蓮の椿と純白の菊が花ひらいた。しかし残る青き蕾は、半端なまま、咲きほこるさまを見せない。

朔馬を案じる穂花だが、そんな頃、長らく登校していなかったクラスメイト・綺羅(きら)が現れたことで、事態は思わぬ展開を見せる。
さらに紅の使い魔、蒼(あお)の様子もおかしくなり──

日本神話×男女逆転×現代ファンタジー第二弾
(『たまゆらの花篝り』の続編となります)
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