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母さんの過去
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僕が外の景色を見ているとだんだん母さんの鼻息が荒くなってきたので、身の危険を感じ、母さんに話を振った。
「ねぇ母さん、まだ家まであるし。質問してもいいかな?」
「ふすーふすーふすー、え、な、なにかな?は、隼人くん?」
「…ずっと聞きたかったんだけど、母さん、昔、軍にいたの?」
「え、えーとね。その話か~。
ま、まぁいつかは話すこともあると思ってたし。じゃあ、は、話すね」
「えーと、あれは私が大学生を卒業したときね。彼氏にも振られて何も望みがなくなった、私はいつにも増して卑屈な感じになっていたの。何にもやる気が出ず、人と話すのも嫌になって閉じこもりがちになった。
そんな私に当時の大学の先生が「そんなことしてるなら、外国に行っていろいろ見てこい」って言ってきて。
半ば強制的にアスラン国という国に飛ばされたの。今、考えてみれば無茶苦茶だなぁと思ったけど結局よかったのよ。
その国では先生の友人にお世話になって。いろんなものを見せてもらった。
そしていつの間にかその国の軍に入れられてた。(ん?)
まあ、私もこのおどおどした性格を直したかったし体力にも少しは自信があったしどうにでもなれって…」
「ちょっ、ちょっと待って、なんで、すんなり軍に入れられちゃってんの?!おかしいでしょっ」
「え、ええとね、その国の先生の友人に私が悩んでいてこの国に来たことを言ったらガシって肩を持たれてここに入ったらいいよって勧めてきて。そのまま成り行きで…」
「へ、へー、なるほど~」
母さんってあれでしょ?押しに弱いタイプでしょ?
いやでも、会社の偉い人になれるくらいだから判断はちゃんとできるのかな?
うーん、まあいいや。
「ああ、ごめん。続けていいよ。」
「えーと、軍に入れられて、各隊に教官がつくのだけれど私の教官は「女傑」って呼ばれてる女教官だった。
言ってもわからないと思うけど、名前はアリシア教官っていうの。
そのアリシア教官だけ他の隊と訓練の仕方が違っていたの。
他の隊は6時起きなのを自分の隊は5時起きにしたり、普通ないんだけど起きたらすぐにグランドを10周させられたり。いいところに連れて行ってやると言われてみんなでついて行ったら教官30人分の部屋の片付けをさせられたりしたわ。
流石に私もキレそうになったけど、私の友達が朝食の時にアリシア教官の悪口を言っていた時いつのまにか彼女の後ろにアリシア教官が立っていて、その子は連れて行かれたわ。
1時間後にはその子、頬を腫らしながら感情を失った感じになってた。
私もそこで怖くなって反抗する気は無くなったわ。
まあでも、その頃になると私のおどおどした性格も治ってきてハキハキするようになってたわね。
それから2年が経って私もその教官のしごきに慣れてきた。大体そこで優秀な人は教官にならないかって言われるの。私にも誘いがきて、教官になったわ。
その教官の職も3年ぐらい続けてたけど、あなたも前に会った、リーシャたちの代を最後に除隊して、その半年後に妊娠して美樹や一華を産んで、は、隼人くんを産んだの…ご、ごめんね。こんなどうでもいい話で…」
また、母さんのネガが始まったよ…
まあでも、へーそんな過去が母さんにあったんだ。
その女傑のアリシア教官のって絶対ドSでしょ!いいなーそんな人に罵倒されながら搾り取られてみたいなぁ❤️(皆さんご存知かと思いますが、もう一度言います。彼はMです)
「いや、そんなことないよ母さん。すごい面白い話だったよ」
「え、そ、そうかなぁ。まあ隼人くんが楽しんでくれたらいいかな」
「あ、もう家に着くね!」
こうして、怒涛の1日は過ぎていった。
一方で……
「早乙女くんは僕のものだ。僕のものだ。僕ものだ。僕のものだ。僕のものだ。僕のものだ。僕のものだ。僕のものだ。僕ものだ。僕のものだ。僕のものだ。僕のものだ。僕のものだ。僕のものだ。僕ものだ。僕のものだ。僕のものだ。僕のものだ。僕のものだ。…」
「か、翔奈様、でもまだ終わったわけではありませんよ!早乙女くんのお母様は彼自身が翔奈様を選ぶなら止めるつもりはないと言っていらしたじゃないですか!」
「僕のものだ。僕のものだ。僕ものだ。僕のものだ。僕のものだ。僕のものだ。僕のものだ…
…ああ、そうか。僕としたことが…あはは、簡単じゃないか!早乙女くんを壊して、僕の言うことを何でも聞く人形にすればいいだけじゃないか!❤️何度も何度も何度も何度も快楽責めにして快楽の虜にすればいいんだ!僕としないと満足しない身体にしてあげれば…そうしたら、早乙女くんは進んで僕を求めてくれる…あはははは、なんでこんな簡単なことに気付かなかったんだろ。待っててね早乙女くん…」
「絶対君を…快楽漬けにして壊してあげるから…あは、あははははははは」
地下室には彼女の壊れたような笑いが響いていた…
「ねぇ母さん、まだ家まであるし。質問してもいいかな?」
「ふすーふすーふすー、え、な、なにかな?は、隼人くん?」
「…ずっと聞きたかったんだけど、母さん、昔、軍にいたの?」
「え、えーとね。その話か~。
ま、まぁいつかは話すこともあると思ってたし。じゃあ、は、話すね」
「えーと、あれは私が大学生を卒業したときね。彼氏にも振られて何も望みがなくなった、私はいつにも増して卑屈な感じになっていたの。何にもやる気が出ず、人と話すのも嫌になって閉じこもりがちになった。
そんな私に当時の大学の先生が「そんなことしてるなら、外国に行っていろいろ見てこい」って言ってきて。
半ば強制的にアスラン国という国に飛ばされたの。今、考えてみれば無茶苦茶だなぁと思ったけど結局よかったのよ。
その国では先生の友人にお世話になって。いろんなものを見せてもらった。
そしていつの間にかその国の軍に入れられてた。(ん?)
まあ、私もこのおどおどした性格を直したかったし体力にも少しは自信があったしどうにでもなれって…」
「ちょっ、ちょっと待って、なんで、すんなり軍に入れられちゃってんの?!おかしいでしょっ」
「え、ええとね、その国の先生の友人に私が悩んでいてこの国に来たことを言ったらガシって肩を持たれてここに入ったらいいよって勧めてきて。そのまま成り行きで…」
「へ、へー、なるほど~」
母さんってあれでしょ?押しに弱いタイプでしょ?
いやでも、会社の偉い人になれるくらいだから判断はちゃんとできるのかな?
うーん、まあいいや。
「ああ、ごめん。続けていいよ。」
「えーと、軍に入れられて、各隊に教官がつくのだけれど私の教官は「女傑」って呼ばれてる女教官だった。
言ってもわからないと思うけど、名前はアリシア教官っていうの。
そのアリシア教官だけ他の隊と訓練の仕方が違っていたの。
他の隊は6時起きなのを自分の隊は5時起きにしたり、普通ないんだけど起きたらすぐにグランドを10周させられたり。いいところに連れて行ってやると言われてみんなでついて行ったら教官30人分の部屋の片付けをさせられたりしたわ。
流石に私もキレそうになったけど、私の友達が朝食の時にアリシア教官の悪口を言っていた時いつのまにか彼女の後ろにアリシア教官が立っていて、その子は連れて行かれたわ。
1時間後にはその子、頬を腫らしながら感情を失った感じになってた。
私もそこで怖くなって反抗する気は無くなったわ。
まあでも、その頃になると私のおどおどした性格も治ってきてハキハキするようになってたわね。
それから2年が経って私もその教官のしごきに慣れてきた。大体そこで優秀な人は教官にならないかって言われるの。私にも誘いがきて、教官になったわ。
その教官の職も3年ぐらい続けてたけど、あなたも前に会った、リーシャたちの代を最後に除隊して、その半年後に妊娠して美樹や一華を産んで、は、隼人くんを産んだの…ご、ごめんね。こんなどうでもいい話で…」
また、母さんのネガが始まったよ…
まあでも、へーそんな過去が母さんにあったんだ。
その女傑のアリシア教官のって絶対ドSでしょ!いいなーそんな人に罵倒されながら搾り取られてみたいなぁ❤️(皆さんご存知かと思いますが、もう一度言います。彼はMです)
「いや、そんなことないよ母さん。すごい面白い話だったよ」
「え、そ、そうかなぁ。まあ隼人くんが楽しんでくれたらいいかな」
「あ、もう家に着くね!」
こうして、怒涛の1日は過ぎていった。
一方で……
「早乙女くんは僕のものだ。僕のものだ。僕ものだ。僕のものだ。僕のものだ。僕のものだ。僕のものだ。僕のものだ。僕ものだ。僕のものだ。僕のものだ。僕のものだ。僕のものだ。僕のものだ。僕ものだ。僕のものだ。僕のものだ。僕のものだ。僕のものだ。…」
「か、翔奈様、でもまだ終わったわけではありませんよ!早乙女くんのお母様は彼自身が翔奈様を選ぶなら止めるつもりはないと言っていらしたじゃないですか!」
「僕のものだ。僕のものだ。僕ものだ。僕のものだ。僕のものだ。僕のものだ。僕のものだ…
…ああ、そうか。僕としたことが…あはは、簡単じゃないか!早乙女くんを壊して、僕の言うことを何でも聞く人形にすればいいだけじゃないか!❤️何度も何度も何度も何度も快楽責めにして快楽の虜にすればいいんだ!僕としないと満足しない身体にしてあげれば…そうしたら、早乙女くんは進んで僕を求めてくれる…あはははは、なんでこんな簡単なことに気付かなかったんだろ。待っててね早乙女くん…」
「絶対君を…快楽漬けにして壊してあげるから…あは、あははははははは」
地下室には彼女の壊れたような笑いが響いていた…
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