悪役令嬢に転生したので婚約を断ったら、王太子に囲い込まれた上にヒロインの動きが不穏です
「断罪される未来を変えるために努力したのに――どうして王太子殿下の溺愛だけが、日に日に重くなっていくの!?」
あらすじ
五歳の公爵令嬢レティシアは、自分が乙女ゲームの悪役令嬢に転生したことに気づく。
待っているのは、聖女を虐めた末に卒業パーティーで断罪され、王太子との婚約を破棄される最悪の未来。
「そんな人生、絶対に嫌!」
未来を変えるため、レティシアは王太子アルベルトとの婚約を断ろうとする。ところが、なぜかアルベルトに気に入られ、逆に幼い頃から囲い込まれてしまった。
仕方なく、虐めなど絶対にしない凛とした公爵令嬢を目指して、勉強に魔法、淑女教育と努力を重ねるレティシア。
しかし、魔法を頑張りすぎれば一週間ベッドから出してもらえず、ダンスで足を痛めれば王宮筆頭医を連れて毎日お見舞いに来る始末。
「殿下、過保護すぎませんか?」
「君が大切だから仕方ない」
そんな幼少期を経て、ついに物語の舞台である王立学園へ入学する。
そこで出会ったのは、平民から男爵家の養女となった聖女マリア。
マリアは何かにつけて「レティシアに虐められた」と訴えるが、アルベルトが常にレティシアのそばにいるため、ことごとく冤罪だと証明されていく。
やがてマリアがレティシアを本格的に陥れようとしていることを知ったアルベルトは、真相を暴くため、あえて聖女に気があるように振る舞い始める。
しかし、それを知らないレティシアは――。
「やっぱり、物語の強制力には逆らえないんだ……」
アルベルトが聖女を選ぶ未来を受け入れ、ひとりで卒業パーティーへ向かう。
待っているのは、悪役令嬢への断罪。
そう思っていた。
ところが――。
「マリア・フォン・ローゼン男爵令嬢。君を、虚偽の告発と証拠捏造、そしてレティシアへの冤罪で断罪する」
断罪されたのは、レティシアではなかった。
そしてその直後。
王太子アルベルトは、皆の前でレティシアに跪く。
「レティシア・フォン・ヴァレンシュタイン。僕と結婚してください」
これは、断罪されるはずだった悪役令嬢が、自ら未来を切り開き、誰よりも愛される王太子妃になるまでの物語。
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