『世界から不要とされた俺、実は神々が恐れた最後の創造主でした』
この世界では、生まれながらにして誰もが神から一つの能力を授かる。
剣士には剣の才能を。
魔術師には魔法の才能を。
聖職者には神聖なる奇跡を。
能力の強さこそが、人間の価値を決める世界だった。
そんな世界で、辺境伯家の三男として生まれた少年、レイン・アストレアは、十五歳の能力鑑定の日にすべてを失う。
授かった能力は、誰も聞いたことのないものだった。
『創造』
しかし、鑑定士はそれを最低ランクの生産系能力と判定する。
剣も振れず、攻撃魔法も使えず、戦闘能力は皆無。
家族からも見放されたレインは、貴族の身分を剥奪され、魔物が徘徊する辺境の森へと追放されてしまう。
だが、彼は知らなかった。
自分の能力が、ただ物を作るだけの力ではないことを。
石ころから伝説の武器を生み出し、枯れた土地に生命を宿し、失われた魔法さえも再現する。
そして、やがて彼は知ることになる。
この世界に存在するあらゆる魔法も、神々の力も、かつて一人の存在によって創られたものだということを。
その存在の名は、創造主。
神々でさえ恐れ、歴史から消し去った最後の神。
それこそが、レインの本当の正体に繋がっていた。
「俺はただ、静かに暮らしたかっただけなんだけどな……」
これは、世界から不要とされた少年が、仲間と出会い、失われた真実を知り、やがて世界の運命を左右する存在へと成長していく物語。
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