承認番号0821
「いい匂いだ。お前がここで無様に消えていくのを、誰にも気づかせないための、魔法の香りだ」
大好きなお母さんと暮らしていた玻璃(はり)の日常は、隣人の男によって唐突に断たれた。
連れ去られた先は、薄い襖を隔てたすぐ隣の部屋。
爆音のテレビ。部屋中に撒き散らされる花の香り。
すぐそこで自分を捜し、泣き崩れるお母さんの声を聴きながら、玻璃は暗闇の中で震え続ける。
日常の裏側に潜む狂気。
閉ざされた密室で、玻璃の命は静かに、壊されていく――。
大好きなお母さんと暮らしていた玻璃(はり)の日常は、隣人の男によって唐突に断たれた。
連れ去られた先は、薄い襖を隔てたすぐ隣の部屋。
爆音のテレビ。部屋中に撒き散らされる花の香り。
すぐそこで自分を捜し、泣き崩れるお母さんの声を聴きながら、玻璃は暗闇の中で震え続ける。
日常の裏側に潜む狂気。
閉ざされた密室で、玻璃の命は静かに、壊されていく――。
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