おざなり なおざり ぽたり ぽとり
兄弟がいない一人娘の伯爵令嬢ノーラは、次期伯爵になるために幼い頃から厳しい当主教育を受けていた。
13歳の時に母が亡くなり、当主教育に加えて女主人の仕事もこなすようになったノーラ。その過程で父の頼りない仕事ぶりを実感し、亡き母が父の仕事を補助していたことで伯爵家が成り立っていたことを知る。
そのため、ノーラは腹心の従者ルカの手を借り、当主教育と女主人の仕事に加え、父の政務の手伝いまで行っている。
母の死から2年後、父は亡くなった愛人が生んだ庶子を伯爵家に向かい入れ、ノーラにはフィーネという1歳上の異母姉ができた。フィーネは小柄で素朴な容姿に、怖がりで人見知りだが心を許した人にだけ甘え上手な少女だ。
父はフィーネを溺愛し、ノーラの婚約者キャルムは『元平民のために周囲から浮いているフィーネが可哀想だから』と言い学園でフィーネと行動を共にしている。フィーネが姉になってからのノーラは、それまで心を許していた人たちとの距離を感じるようになっていった。
そんな中で突然の事故に倒れた父は死の床で次期伯爵にフィーネを指定してしまう……。
伯爵家と領民と父のためにとひたむきに頑張っていたノーラは、それまでの努力や成果を顧みられず無に還され、信用してた人達に見捨てられていく。そんなノーラが困難を乗り越えようともがく様子を書いた物語です。
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