リリスに抱かれて、「世界で一番美しいのは七歳の白雪姫だ」と魔法の鏡は言った。

少女愛者の女性は、ドイツでツィーゲンハインを目指して車を走らせていた。

彼女のような人々に風当たりの強い現代において、ある男性に自分の内心を知られそうになり焦るが、彼は理解を示す。

そればかりか、魔法使いかのような予言じみたことも告げるのだった。


そしてミュンヘンの酒場。

淫夢魔の名で呼ばれる女性リリスは、自殺した夫に係わるさる映画についての謎を物語り始める。

彼女を密かに想い続け、その夫の死とも直面した警官は暗い真実と向き合うことになる。
24h.ポイント 0pt
0
小説 184,096 位 / 184,096件 青春 6,492 位 / 6,492件