トライアングル・セッション!
サッカー大好き少年、大江空(おおえそら)は、幼い頃から天才選手と呼ばれ、将来はプロサッカー選手になることを夢見ていた。
そんな空は、あるとき練習に通う傍ら、アコースティックギターの路上ライブに魅入られる。それはフードで正体を隠した二人組のギタリストによるもので、二人の快活な曲を聴くと、胸の内に抱く夢を応援されているような気持ちだった。
ところが、空は中学二年の冬に左膝を負傷し、サッカーをすることができなくなった。空は夢を失ったのだ。
時を同じくして路上ライブも行われなくなり、世間では唯花(ゆいか)という芸名の天才ミュージシャンが知られ始めていた。
二年後、空は地元の公立高校に入学し、そこで同じクラスになった女生徒、鳴海玲奈(なるみれな)が、かつてのライブと同じ曲を弾いている姿を目撃する。
さらにそこに、天才ミュージシャンの唯花である千種一華(ちぐさいちか)が、編入生としてやってきて……。
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