『魔王は養父を守りたい』

アラン・アデルライトは星術士の養父ビルシュ・アデルライトを殺してしまう。
ずっと養父に嫌われていると思っていたアラン。しかし、それは事実と異なっていた。
誘拐され、操られていた養父が起こした天体魔法の起動。簡単に街一つを破壊してしまうであろう魔法を止めるためには養父を殺さなければいけなかった。

養父を貶めた相手に復讐を誓うアランだったが、負の感情を司る闇のマナを制御することができなかった。アランは自らのマナに負け、闇に吞まれてしまう。そんな中、一つの祈りが彼の耳に届く。

『アラン。明星が輝く時、私が君を守ろう』

――気が付けば、アランは両親が死んだ七歳の頃に巻き戻っていた。

勇者の子孫である親友レオンハルト、雪の女神を自称するシズリ。そして、敬愛する養父ビルシュがいる逆行世界。
アランを取り巻く世界の中で、物語は巻き戻した時計のようにゆっくりと進んでいく。
そして、魔王復活の刻がゆっくりと始まる。

※表紙はつむりまい様より
24h.ポイント 0pt
0
小説 183,990 位 / 183,990件 ファンタジー 42,257 位 / 42,257件