Asagiri
昭和五十年代の始めの頃、田宮正造は大学を卒業して通勤を始めた。
携帯電話も無い時代、駅の伝言板か手紙、そして固定電話が連絡手段の時代の話。
毎朝乗る満員電車に最近の映画のヒロインに似た短大生に一目惚れをしてしまう。
その女子大生の名前も住所も判らないが週に三度同じ車両で会う、中々話す機会の無い中、彼女の友人達との会話から桜井弘子だと判明する。
しばらくして正造は弘子たちの話から、好みの男優のコンサートのチケットにラブレターを入れて、交際を試みるが天の悪戯か?
やがて二十年の歳月が流れて四十五歳の正造が見た現実は、人は会わずに話さずに何年思い続けられるのだろう?
淡い恋心の青年の恋と愛、ストーカーと恋愛は紙一重のなのか?
これは、少し良い話しです、是非お読み下さい。
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