婚約破棄を匂わされた嫌われ王子は、かつて片翼を撃ち抜いた黒竜から求愛される ~伴侶となった二人が共に旅へ出るまで~
片翼を撃ち抜かれた黒竜(護衛騎士)と皮肉を込めて「傾国の美人」と国民から謳われる第五王子が伴侶になって共に旅へ出るまでの話。
傲慢な王が君臨するカルディアス王国と、古より天空の聖地に住まう竜と契約を結んできたエルヴァーン王国。
両国が争った「白旗の戦役」で、十三歳の第五王子シリルは、敵国王を背に乗せた黒竜ルシアンの片翼を魔導砲で撃ち抜いた。
その後、他国の者による陰謀が明らかとなり、両国は同盟を締結する。和平の証として、シリルはエルヴァーンの美しき姫エリスと婚姻を結ぶことになった。
それから数年後。
数日後に正式な婚姻を控えた会食の席で、エリスはこう言い出した。
「……私、こんな結婚はやっぱり嫌ですわ」
そのとき、美貌の青年へと姿を変え、国王の護衛騎士として傍らに控えていたルシアンは、長年胸に秘めていた想いを告げる。
かつて己の片翼を撃ち抜いた王子を、自らの伴侶とすることを望んで……。
婚姻の儀を終えて「蒼の宮」でしばらく過ごしたあと、エルヴァーンの民に「和平の証」としての姿を見せるために二人は旅に出ることとなる。
※R-18は少なめです。
※ムーンライトノベルズ様にも掲載中。
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