【読切短編】「私を守れ」と言った王女を即座に敵へ売った。嘘とハッタリで国を欺く、情報屋の十年越しの復讐劇
名門貴族の嫡男だったレイドは、父の「反逆罪」により一夜で全てを失った。
処刑を免れたのは、まだ十二歳だったから。
十年後、王都の裏路地で情報屋として生きる彼の元に、現王の庶子——正妃派閥に追われる王女アリアが転がり込む。
「私を守れ。そうすれば、お前の家名を返してやる」
だがレイドの目的は、家名の回復ではない。
父を陥れた真犯人は、今も宮廷の中枢にいる。
王女を“助ける”のではなく、“使う”。
十年待ち続けた復讐の第一手が、静かに動き出す——。
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