唾棄すべき日々(1993年のリアル)
不況に苦しめられる中小企業戦士の日々を描きます。
2001年頃からこの業種にいました。
93~99年まではまだ2000年問題などの大きな案件があったので良かった方だと思います。
小泉政権に入ると派遣が乱立して地方は中抜き企業が10社入るのがザラという状況になります。
コンビニのアルバイトの給与にすら満たない状態に至ります、請負社員の横行化です。
残業は200h超えてもタイムカードを切らない事が大手でも普通に横行していました。
特定宗教団体が叩き値で信者を大量派遣して値崩れを起こした事も大きく関係しています。
当時はVBやAccessが流行っていて、わりと敷居が低く素人でも少し勉強すれば普通に現場で活躍できました。
そして民主政権に入った時には輸出不況でIT業界は瀕死様態になりました。
安倍政権以降は円安誘導や比較的大きいCobolからの移行案件が続き、政府からのマイナンバーやシステム統合に関する公共発注もあって回復し、一部がまだ潤っています。
多分、01~12年の間で業界に入った人の方が過酷だったと思います。
実際に曖昧な話や都合の悪いものを隠して案件を持ち掛けて蓋をあけると上位会社の損を受注した企業や個人が泣き寝入りする事例も普通にありました。
個人的には2012年頃は3億以上の借金を抱えた企業にいて、2DKに10人くらいの寮に入れられて月給9万で生活していました。
そもそも、この業界は人手不足が蔓延していますが、その蔓延は人件費を値切る事から始まります。
その業界慣習を見直さない限り、日本が自立したIT業界の繁栄は難しい様に思われます。
今のままでは外資系に個人情報を良い様に抜き取られて研究材料にされるだけでしょう。
googleやマイクロソフト、IBMが日本にいきなり投資や参入する真の目的は個人情報の法的拘束が世界の中でもかなり緩い日本は都合が良いからだけに過ぎないです。