僕にしておけばいいのに
君の視線の先に気がついたのはいつからだろう。別にどうなりたいだとかそこまでは望んでいなかった。ゲイである僕とは違って、卓也は普通の恋愛が出来るから幸せになって欲しい。傷つかないで欲しいと願っているのに、卓也の惹かれている相手は僕と同類で。君の悲しむ姿は見たくない。傷つくくらいなら、僕にしておけばいいのに。
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