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第3章 レベルってゲームですか?
第41話 指導入ります
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裏の方へ行くと、何故か空中に浮かんで苦しんでいる凪さん、そしてそれを見て? ピョンピョンと跳ねるエースさんが居た。
「うっ……うぅ……」
「な、なに……? どうなってるの?」
それに右京さんはポカンと唖然していて見ている。
俺も同じ気持ちだ。空中に人が浮かぶなんてあり得ないぞ。エースさんも出て来てる……って事は魔物が関係してたり?
『早く助けましょう』
と考えていると、頭の中で指導者さんの声が聞こえて来る。
そう言えば、さっきまで居たのにいつの間にか居なくなってたな。
『先程までは、魔力が足りなくて人型を保てませんでした。ご容赦を』
魔力? で人型を保っていたのか。ファンタジーだな。しかも俺が声出さなくても会話出来てるし……それで? これはどう言う事なんだ?
『どうやら、あの方に"ファントム"が乗り移ろうとしている様です』
ファントム。確か右京さんにも憑いてたやつだ。
『ファントムは彼方の世界でも高位な魔物です。取り憑かれた者は、強い意志を持っていなければ、1週間で精神崩壊すると言われている魔物です』
え……そんな恐ろしい魔物なの? それ右京さんにも憑いてて、俺が「あっち行けー」って言ったらやっつけられたんですけど。
『それは貴方が異常なんですよ。物理攻撃も効かない、相手を攻撃するにしても人間に入り込んでいる時に攻撃するのはほぼ無理。もし見つけたら要討伐の魔物ですよ?』
……ま、それは俺が何故か神力というskillを持っているからだろう。それは100歩譲って良いとしてさ?
このファントムが居るって事はさ、あの異世界の扉からファントムが出て来てるって事じゃね?
『……それは、あるかもしれません。ファントムは自身の体を縮小する事も出来るので入って来る事もなくはないです』
いや、あるんだろ、だから。
もう此処で2回も見てるんだぞ? 扉の何かの対策しないと……
『そうですね。その為にも神の地のレベルを上げる事を推奨します。まず早くあの人を助けてあげて下さい。右京さんが大変な顔をしていますよ?』
俺が視線を移すと、そこには凪さんの下でピョンピョンと手を伸ばしている右京さんの姿があった。
ーーで? どうやれば良いんだ?
『何がですか?』
いや、だからあのファントムを倒す方法だよ。
『……前と同じ様にやればいいんじゃないですか? さ、呑気に呆けてないで早くやって来て下さい』
あ、おい!
……ちっ。何も返事が返ってこない。肝心な時に無視を決め込むとは、何と言う指導者だ。
俺はそんな指導者に呆れながらも、凪さん、右京さんの元へと向かった。
「うっ……うぅ……」
「な、なに……? どうなってるの?」
それに右京さんはポカンと唖然していて見ている。
俺も同じ気持ちだ。空中に人が浮かぶなんてあり得ないぞ。エースさんも出て来てる……って事は魔物が関係してたり?
『早く助けましょう』
と考えていると、頭の中で指導者さんの声が聞こえて来る。
そう言えば、さっきまで居たのにいつの間にか居なくなってたな。
『先程までは、魔力が足りなくて人型を保てませんでした。ご容赦を』
魔力? で人型を保っていたのか。ファンタジーだな。しかも俺が声出さなくても会話出来てるし……それで? これはどう言う事なんだ?
『どうやら、あの方に"ファントム"が乗り移ろうとしている様です』
ファントム。確か右京さんにも憑いてたやつだ。
『ファントムは彼方の世界でも高位な魔物です。取り憑かれた者は、強い意志を持っていなければ、1週間で精神崩壊すると言われている魔物です』
え……そんな恐ろしい魔物なの? それ右京さんにも憑いてて、俺が「あっち行けー」って言ったらやっつけられたんですけど。
『それは貴方が異常なんですよ。物理攻撃も効かない、相手を攻撃するにしても人間に入り込んでいる時に攻撃するのはほぼ無理。もし見つけたら要討伐の魔物ですよ?』
……ま、それは俺が何故か神力というskillを持っているからだろう。それは100歩譲って良いとしてさ?
このファントムが居るって事はさ、あの異世界の扉からファントムが出て来てるって事じゃね?
『……それは、あるかもしれません。ファントムは自身の体を縮小する事も出来るので入って来る事もなくはないです』
いや、あるんだろ、だから。
もう此処で2回も見てるんだぞ? 扉の何かの対策しないと……
『そうですね。その為にも神の地のレベルを上げる事を推奨します。まず早くあの人を助けてあげて下さい。右京さんが大変な顔をしていますよ?』
俺が視線を移すと、そこには凪さんの下でピョンピョンと手を伸ばしている右京さんの姿があった。
ーーで? どうやれば良いんだ?
『何がですか?』
いや、だからあのファントムを倒す方法だよ。
『……前と同じ様にやればいいんじゃないですか? さ、呑気に呆けてないで早くやって来て下さい』
あ、おい!
……ちっ。何も返事が返ってこない。肝心な時に無視を決め込むとは、何と言う指導者だ。
俺はそんな指導者に呆れながらも、凪さん、右京さんの元へと向かった。
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