君という宝物

人混みの中、ふと耳に残る仕草や風に漂う君だけの気配。
喧嘩をしても、泣いても、最後には同じ笑顔で眠る――そんな日々が彼にとっては何よりの宝物だった。
失うことを怖れながら、それでも「君で良かった」と確信する。温かくて切ない、恋人たちの日常を描いた短編。
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