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第二章 事件だらけのケモナー
天使と那由多
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光が舞い降りたと思ったら、何かを話した。その瞬間に全ては終わった。
誰も動かなくなった。
男達も、蛇も動かない。空を飛んでいる鳥もその場毛止まり、風も感じない。わずかに聞こえていた生活音もきこえなくなった。
そう、世界が止まったのだ…何も動かず、無音になったのだ。
切り取られたかのような静寂に、あの謎の領域も静かになっていく。まるで俺が五感を得たような感覚も今は収まった。
「はーい。ケルン元気かな?」
光が話しかけてきた。なんか、軽いかんじだな?棒神様の登場と似てるけど、声からして女の人かな?
とはいえ、この現象を起こした何者かだ。ただ者であるはずはないだろう。
気をつけろよ。
「げ、元気です。誰ですか?」
おい!ケルン!答えなくてもいいぞ!
「あれ?変かな?」
「ぴかぴかしてるよー」
眩しく思いながら、ケルンが律儀に答えると、光は笑い声をあげた。
「ごめん、ごめん。すっごく久しぶりだったから、形を忘れてた。いや~…いきなり呼ばれるから、慌てちゃった」
そういうと、光は徐々に形を作り、強く輝くと、一人の女性が現れた。
人間ではないだろう。なぜなら、四枚の翼が生えた二十代ぐらいの女性だったからだ。
女性は、真っ白いワンピースを着ていて、胸元に…ダイヤモンドだろうか?光があたると、虹色に反射するブローチをつけている。
金よりは、茶色に近い髪に、真っ青な瞳。クウリィエンシア国でよく見かけるのだが、やはり、人間にはあまりいないほどの美形ではある。
母様の次に美人かもしれない。
ただ、雰囲気がやたらと、軽くて、台無しだ。
「確か、こんな感じだったかしら?もっと若かったかな~。でも、いいよね、これで。若すぎて若作りになっちゃうのもね~」
「おねぇさんは、誰ですか?」
ノリが軽いというか…頭が軽いような気がする。大丈夫かな、この人。とにかく、何者か答えてくれるかもな、これだけ軽いと。
四枚の翼のうち、右の一番上の翼が、右手と同期しているのか、同じ動きをする。
なんか、残念だなこの人。あ、人じゃないか。翼があるから翼人?
「あれー?もしかして、ボージィン様から聞いてないの?…ああ、黙っておくのね…んー。そうね、天使よ!天使!美人な天使で覚えといて」
誰かの声を聞いているのか、遠くを見つめて、そちらと会話をしていた。
嘘臭い。
ふーん…そういう対応するなら、俺も、分離状態だっての内緒にしておこう。棒神様みたいに心が読めるなら、ばれているかもだけど…それにしても…さっきからの行動がまるっきりあれだ。
気になって仕方ないことがある。右手と右の翼が動いているんだけど…おばさんの動きだよな。うん。
「天使のおねぇさん。どうして、僕とおねぇさんしか、動いていないの?」
ケルンと、この自称天使のおねぇさんしか、動いていない。空を見上げても、雲も動いていないし、何より…さっきの光景のままなのだ。
この異常事態を起こした本人に尋ねるのが一番早いだろう。
「美人な天使のおねぇさんが、答えてあ、げ、る」
美人のウィンクなんだけど…何だろうか…仕草も古い。まるで…アイドル崩れみたいな…時代が古い…いや、この世界だと、まだまだ未来に流行るかもしれないポーズだけどさ…時代が追い付いてないんだな。そうだ、きっと。
あと、ここまで無反応だということは、棒神様みたく心は読めないのかもしれないな。
天使のおねぇさんが、両手をあわせた。
「今はね、時を止めてるの。そう願ったでしょ?」
そういって、首をかしげる。まさかのぶりっこか。ぶりっこ・残念・美女天使。セカンドネームが一番的を得ているな。
しかし、願い…確かに、叫んだ時に、止まれって思ったけど…まさか、ケルンと同じタイミングになるとはな…そんなことありえないと思っていたんだがな。
思考の加速している俺と、普通に生きているケルンとでは、ズレがある。例えば、知識の俺にとっての一秒とケルンの一秒では、かなりの差がある。
そうだな…感覚的に時間ぐらいか。平均するとだが、おそらく、思考の加速だけに集中すれば、何日分にもなるだろうが、感情や視覚情報からの推測であるとかの要因があると、一時間ぐらいで、答えを出している。あくまで、例えばの話だけどな。
天使のおねぇさんが、にやりと笑った。
「ケルン。貴方、自分の魔力がどれぐらいあるか、ボージィン様から聞いてないのかしら?魔法使いを選んでるでしょ?」
突然、そういわれてもケルンはきょとんとしている。
棒神様との話は俺しか知らないからな。
あー…棒神様の力の砂粒程度、一滴ほどを貰って…それに、魔力が多目に転生したのは聞いたが…そういえば、棒神様からは数値では聞いてないな。一滴ってぐらいしか聞いていない。
祝福の時に、五千とあったから、一滴分が五千なのかな?
「んーとね…五千?でも、僕…魔法…使えないよ?」
まったくもって、発動しません。
魔力の数値化というのは、実は精霊と契約したりすると、明確に出るらしい。らしいというのも、基礎魔法…基礎元素魔法と無属性の魔法は、精霊、意識はなく力だけの存在である、下級精霊と勝手に契約している状態であるから、簡単に使えるのだとか。
誰でも、精霊と契約しているのに、なぜ、ケルンは使えないのか…誰にもわからない。精霊とは契約しているのはわかるそうだが…どうにも、上手く発動しない。
「五千?あら?それって祝福で出た数値でしょ?それは元々の素質で…もしかして知らないの?」
おー。棒神様とは関係なく五千もあったのか。それが凄いのかわからないけど…あれ?棒神様の力はどこにいった?
「しらないよー」
まぁ、そもそも聞いていなけど。
「この世界で一番魔力が多くて…ずうっと昔の人族が出したのが生命力込みで十万。現代だと、その半分くらいね」
なるほど。最大値が五万な現代だとすると、ケルンの五千は多い方かもしれないな。
「で、貴方はね…命数法に直すと…万って十の四乗なの」
若干、目をそらしだしたけど、なんで算数?
「十のよんじょー?」
十を四回かけるってことな。
「えーとね。六十乗なのよね。十の」
はい?
「どれぐらいー?」
十を六十回だから…まじか。
「那由多よ。那由多。多すぎて、誤魔化すのも大変で、精霊達が目隠ししたのよね。もう、びっくりよね。ボージィン様の一滴分の力って聞いてたけど、それで那由多なんて、信じられないわ」
目隠しってことは、あの数値は嘘?本当は…那由多?那由多って、どれぐらいなんだっけ?…えっと…ごめんなさい。数学の知識検索かけても、何がなんやら、理解できない。
阿僧祇の上、不可思議の下ってくらいしかわからねぇな。とにかく世界一多いということはわかった。
天使のおねぇさんは、どこか感心したように、続ける。
「しかも、器が溢れると思ったら…すっかり、ボージィン様の力が魔力になっているんだもの。まだのびるかもしれいわよねー。けどね、貴方…加護は精霊の保護対象になってるでしょ?」
ああ、あの、天然記念物扱いのあれか。
「あれね、精霊が世界を保護をするための対象って意味なの。つまり、危険人物ってこと」
「きけん人物?」
危ない人ってことだ。
「僕危なくないもん!」
「いやいや。あのね、子供でしょ?今みたいに癇癪起こして魔法でも使われてみなさいよ。世界が変わっちゃうわ。だから、魔法が使えないのよ。許可がないとね。あんまりにも魔力が強すぎるから、使えないようにプロテクトを、精霊達がしたの。美人な天使のおねぇさんがいうんだから、信じなさい」
ということは、ケルンが魔法を使えにないのは、魔力が多すぎるからってことか?
「精霊様が…」
驚いた。まさか、精霊様から、拒否されるとは…ということは…今後魔法が使えないのか!困る!今すぐ魔法が使いたいんだ!
「でも、ケルンは魔法が使いたいのよね?そう願ったのも聞こえたわよ?」
今も絶賛願い中ですよ。
「おねぇさん!僕、治癒の魔法が使いたい!」
色んな魔法が使いたいが、今すぐ必要な魔法だ。
「へぇー…何で?」
天使のおねぇさんは、値踏みをするように、目を細めた。さっきまでの気安さがなくなり、急にまるで裁判官みたいだ。
質問の答えによって、なにか罰せらるような気がした。
それでもケルンも俺も答えは決めている。
誰も動かなくなった。
男達も、蛇も動かない。空を飛んでいる鳥もその場毛止まり、風も感じない。わずかに聞こえていた生活音もきこえなくなった。
そう、世界が止まったのだ…何も動かず、無音になったのだ。
切り取られたかのような静寂に、あの謎の領域も静かになっていく。まるで俺が五感を得たような感覚も今は収まった。
「はーい。ケルン元気かな?」
光が話しかけてきた。なんか、軽いかんじだな?棒神様の登場と似てるけど、声からして女の人かな?
とはいえ、この現象を起こした何者かだ。ただ者であるはずはないだろう。
気をつけろよ。
「げ、元気です。誰ですか?」
おい!ケルン!答えなくてもいいぞ!
「あれ?変かな?」
「ぴかぴかしてるよー」
眩しく思いながら、ケルンが律儀に答えると、光は笑い声をあげた。
「ごめん、ごめん。すっごく久しぶりだったから、形を忘れてた。いや~…いきなり呼ばれるから、慌てちゃった」
そういうと、光は徐々に形を作り、強く輝くと、一人の女性が現れた。
人間ではないだろう。なぜなら、四枚の翼が生えた二十代ぐらいの女性だったからだ。
女性は、真っ白いワンピースを着ていて、胸元に…ダイヤモンドだろうか?光があたると、虹色に反射するブローチをつけている。
金よりは、茶色に近い髪に、真っ青な瞳。クウリィエンシア国でよく見かけるのだが、やはり、人間にはあまりいないほどの美形ではある。
母様の次に美人かもしれない。
ただ、雰囲気がやたらと、軽くて、台無しだ。
「確か、こんな感じだったかしら?もっと若かったかな~。でも、いいよね、これで。若すぎて若作りになっちゃうのもね~」
「おねぇさんは、誰ですか?」
ノリが軽いというか…頭が軽いような気がする。大丈夫かな、この人。とにかく、何者か答えてくれるかもな、これだけ軽いと。
四枚の翼のうち、右の一番上の翼が、右手と同期しているのか、同じ動きをする。
なんか、残念だなこの人。あ、人じゃないか。翼があるから翼人?
「あれー?もしかして、ボージィン様から聞いてないの?…ああ、黙っておくのね…んー。そうね、天使よ!天使!美人な天使で覚えといて」
誰かの声を聞いているのか、遠くを見つめて、そちらと会話をしていた。
嘘臭い。
ふーん…そういう対応するなら、俺も、分離状態だっての内緒にしておこう。棒神様みたいに心が読めるなら、ばれているかもだけど…それにしても…さっきからの行動がまるっきりあれだ。
気になって仕方ないことがある。右手と右の翼が動いているんだけど…おばさんの動きだよな。うん。
「天使のおねぇさん。どうして、僕とおねぇさんしか、動いていないの?」
ケルンと、この自称天使のおねぇさんしか、動いていない。空を見上げても、雲も動いていないし、何より…さっきの光景のままなのだ。
この異常事態を起こした本人に尋ねるのが一番早いだろう。
「美人な天使のおねぇさんが、答えてあ、げ、る」
美人のウィンクなんだけど…何だろうか…仕草も古い。まるで…アイドル崩れみたいな…時代が古い…いや、この世界だと、まだまだ未来に流行るかもしれないポーズだけどさ…時代が追い付いてないんだな。そうだ、きっと。
あと、ここまで無反応だということは、棒神様みたく心は読めないのかもしれないな。
天使のおねぇさんが、両手をあわせた。
「今はね、時を止めてるの。そう願ったでしょ?」
そういって、首をかしげる。まさかのぶりっこか。ぶりっこ・残念・美女天使。セカンドネームが一番的を得ているな。
しかし、願い…確かに、叫んだ時に、止まれって思ったけど…まさか、ケルンと同じタイミングになるとはな…そんなことありえないと思っていたんだがな。
思考の加速している俺と、普通に生きているケルンとでは、ズレがある。例えば、知識の俺にとっての一秒とケルンの一秒では、かなりの差がある。
そうだな…感覚的に時間ぐらいか。平均するとだが、おそらく、思考の加速だけに集中すれば、何日分にもなるだろうが、感情や視覚情報からの推測であるとかの要因があると、一時間ぐらいで、答えを出している。あくまで、例えばの話だけどな。
天使のおねぇさんが、にやりと笑った。
「ケルン。貴方、自分の魔力がどれぐらいあるか、ボージィン様から聞いてないのかしら?魔法使いを選んでるでしょ?」
突然、そういわれてもケルンはきょとんとしている。
棒神様との話は俺しか知らないからな。
あー…棒神様の力の砂粒程度、一滴ほどを貰って…それに、魔力が多目に転生したのは聞いたが…そういえば、棒神様からは数値では聞いてないな。一滴ってぐらいしか聞いていない。
祝福の時に、五千とあったから、一滴分が五千なのかな?
「んーとね…五千?でも、僕…魔法…使えないよ?」
まったくもって、発動しません。
魔力の数値化というのは、実は精霊と契約したりすると、明確に出るらしい。らしいというのも、基礎魔法…基礎元素魔法と無属性の魔法は、精霊、意識はなく力だけの存在である、下級精霊と勝手に契約している状態であるから、簡単に使えるのだとか。
誰でも、精霊と契約しているのに、なぜ、ケルンは使えないのか…誰にもわからない。精霊とは契約しているのはわかるそうだが…どうにも、上手く発動しない。
「五千?あら?それって祝福で出た数値でしょ?それは元々の素質で…もしかして知らないの?」
おー。棒神様とは関係なく五千もあったのか。それが凄いのかわからないけど…あれ?棒神様の力はどこにいった?
「しらないよー」
まぁ、そもそも聞いていなけど。
「この世界で一番魔力が多くて…ずうっと昔の人族が出したのが生命力込みで十万。現代だと、その半分くらいね」
なるほど。最大値が五万な現代だとすると、ケルンの五千は多い方かもしれないな。
「で、貴方はね…命数法に直すと…万って十の四乗なの」
若干、目をそらしだしたけど、なんで算数?
「十のよんじょー?」
十を四回かけるってことな。
「えーとね。六十乗なのよね。十の」
はい?
「どれぐらいー?」
十を六十回だから…まじか。
「那由多よ。那由多。多すぎて、誤魔化すのも大変で、精霊達が目隠ししたのよね。もう、びっくりよね。ボージィン様の一滴分の力って聞いてたけど、それで那由多なんて、信じられないわ」
目隠しってことは、あの数値は嘘?本当は…那由多?那由多って、どれぐらいなんだっけ?…えっと…ごめんなさい。数学の知識検索かけても、何がなんやら、理解できない。
阿僧祇の上、不可思議の下ってくらいしかわからねぇな。とにかく世界一多いということはわかった。
天使のおねぇさんは、どこか感心したように、続ける。
「しかも、器が溢れると思ったら…すっかり、ボージィン様の力が魔力になっているんだもの。まだのびるかもしれいわよねー。けどね、貴方…加護は精霊の保護対象になってるでしょ?」
ああ、あの、天然記念物扱いのあれか。
「あれね、精霊が世界を保護をするための対象って意味なの。つまり、危険人物ってこと」
「きけん人物?」
危ない人ってことだ。
「僕危なくないもん!」
「いやいや。あのね、子供でしょ?今みたいに癇癪起こして魔法でも使われてみなさいよ。世界が変わっちゃうわ。だから、魔法が使えないのよ。許可がないとね。あんまりにも魔力が強すぎるから、使えないようにプロテクトを、精霊達がしたの。美人な天使のおねぇさんがいうんだから、信じなさい」
ということは、ケルンが魔法を使えにないのは、魔力が多すぎるからってことか?
「精霊様が…」
驚いた。まさか、精霊様から、拒否されるとは…ということは…今後魔法が使えないのか!困る!今すぐ魔法が使いたいんだ!
「でも、ケルンは魔法が使いたいのよね?そう願ったのも聞こえたわよ?」
今も絶賛願い中ですよ。
「おねぇさん!僕、治癒の魔法が使いたい!」
色んな魔法が使いたいが、今すぐ必要な魔法だ。
「へぇー…何で?」
天使のおねぇさんは、値踏みをするように、目を細めた。さっきまでの気安さがなくなり、急にまるで裁判官みたいだ。
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