ヤンデレ皇王のつがいはデレ改革をお望みです ~加虐系ヤンデレはデレデレにデレチェンジ!~

「求婚をされたのは影武者なのだから、お前が皇国に嫁げばよかろう」
「……ご命令とあらば」

 妖精姫と名高い双子の妹に舞い込んできた縁談。
 しかし皇王オデルに求婚されたのは、影武者であるシルディアだった。
 残虐非道と恐れられるオデル妖精姫を差し出すことに難色を示した国王は、シルディア皇国に嫁がせた。

 皇国に嫁いだシルディアだったが、嫁いだその日に影武者だと暴かれてしまう。
 シルディアは【つがい】ではないと送り返されることも覚悟していたが、オデルは咎めることもなく正式な婚姻に向けて準備を始めた。

 妖精姫である妹がつがいだと思い込み困惑するシルディアに、オデルは事実を告げる。

「俺のつがいは君だよ。シルディア」
「……え? わたしが妖精姫でないと気付いた上で求婚してきたってこと?」
「そうだよ。俺がシルディアだけを愛してるってわからせてあげるから、早く自覚してね」

 オデルから狂気的な執着を向けられたシルディアは、彼の言動に翻弄され、自身が【つがい】であると自覚していく。



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