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第一章

第11話 取り繕う。しかし未来ではロデオマンコ

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「まさか、試験官を倒した脅威の編入生が……こんな……こんな誹謗中傷をするような方だったなんて……」
「ちっ、露骨に嫌そうな顔しやがって……ブルービッチめ」
「ぶっ!? ちょ、露骨に嫌そうなのはそっちも……って、ブルービッチって何ですか?! ビッチって!? 青髪だからですか!? そうなんですか?!」

 おぉ、アネストちゃんをブルービッチなんて呼んだ人は初めてだよ。
 っていうか、怒ったらメチャクチャ怖いあのアネストちゃんをブルービッチとか……可哀想だけどなんか面白いかも。

「アネスト、あんたも落ち着きなさいよ。っていうか、こんな奴のペースに乗せられちゃダメよ」
「ディー……しかし」
「こんなやつ、パパたちに頼んで後悔させてやるんだから!」

 わぉ、ディーちゃんソレはダメだよぉ。そういうのやるから、ディーちゃんは私たち以外の友達があんまり……


「パパ? あ~、そういうこと……そういうやついたな……権力や金を持ったオッサンに体売ったり、デートしたりする、娼婦の真似事する女……あれだ、パパ活ってやつだな?」

「……は?」

「まっ、そんなので俺が後悔するとは思えねえけどな、ピンクビッチ。むしろテメエが年の離れたオッサンの子供でも孕んで、後になって後悔しやがれ」

「ぴっ!? ちょっと待ちなさいよ! ピンクビッチって、私が一番ビッチぽいのはどうしてよ! 大体、パパってそういうんじゃなくて、私の本当のパパよ! 孕むぅ? ふざけないでよ! 私はそういうのに一切興味ないんだから、変な言いがかりつけないでよね!」

「うわ、ってことは金持ちのバカ娘でファザーコンプレックスってやつか……それもまた痛いな」

「な、んな、なんんんんんっ!?」


 うわぉ、あのいつもクールで冷めた態度のツンツンディーちゃんのあんな鬼のような形相見たの珍しい! 
 っていうか、ピンクビッチってすごい! 一番エッチな感じじゃん! 
 あと、ディーちゃん怒ってるけど、ファザコンだけは否定できないよ!

「と、とにかく落ち着きなさい! 今日から君たちは同じクラスメート、共に魔法騎士団を目指す仲間なんだから、仲良くしなさい!」

 先生が慌てて仲裁に入るけど、アネストちゃんもディーちゃんも既に怒りがヤバいことになってるねぇ。
 あの二人を怒らせるなんて、なんという怖いもの知らず……の反面、それだけスゴイ力を持ってるってことなのかな?

「では、セカイくん。自己紹介の挨拶をしなさい。出身とか、好きなこととか嫌いなこととか、目標でも何でもいいので」
「あ? 誰に命令……いや、わ、わかった、いえ、分かりましたよ」

 とりあえず場を落ち着けて、編入生の彼に自己紹介をさせる先生。
 なんか、彼もイライラしている様子だけど、急に……ん?

「お……押忍!」
「え?」

 急にセカイくんが背筋をまっすぐ、足を少し開き、両手を後ろに回し、大声で一礼。
 そして、

「自分は、ドイナッカー地方出身のセカイ・ジャスティス! 好きなことは喧……読書とお花を少々、あとお料理や音楽? を……嫌いなものはビッチです」
 
 いやいやいやいやいや! どう見ても違うでしょ! え? これはウケ狙いなの? 笑った方がいいの?
 でも、ビッチに対してはメチャクチャ熱がこもってる? 
 彼はビッチに何かとんでもない恨みでもあるのかな!?


「しょ、将来の夢は、信じあえる仲間たちと共に己を高め合い、未来の勇者たちと共に今の魔王を抉り殺……倒して、セカイノヘイワヲメザシ、ヒトリハミンナノタメニ、ミンナハヒトリノタメニ! ココロヒトツニミンナガンバロウ!」

「「「ッッ!!??」」」


 み……未来の勇者?
 え? 魔王を倒す? いやいや、彼は何をいきなり……しかも、棒読みくさいし……


「ま、魔王を倒すか。は、はは、大きく出たね。それに、未来の勇者って……」

「おう。この魔法学校には聖勇者たちの血を引く子供らがいるんだ……ですよね? そいつらの仲間として認めてもらい、共に戦いたいと……っと、そういえばそいつらってどこにいるんすか? ひょっとしてこのクラスに?」
 

 引きつってる先生……いや、うん、私もクラスのみんなも引きつってるよ。
 当然、アネストちゃんもディーちゃんも
 そして、そんなことを全然分からないセカイくんは目を輝かせながらクラスを見渡して……

「うん。君の目の前に……」
「……は?」

 あっ、固まってる。ポカーンとしてる。

「……センセイ……あんたが?」
「いやいや違う違う……そこに顔を真っ赤にした怒りの少女二人……」
「……んんんん?」

 おおお、なんかセカイくんが油の切れたブリキのおもちゃみたいにギギギと首を動かしてる。
 そしてちょっと汗が浮かんでる。
 
「……ブルー……ピンク……」
「アネストです」
「……ぴんく? あら、なにかしら?」

 あっ、何か優位になってきてるっぽい空気を察したのか、アネストちゃんとディーちゃんがとってもかわいいのに怖い笑顔でニッコリしてる。
 おっと、そうだそうだ……

「はいはい、私もだよー! 一応私のお父さんも聖勇者だよー!」
「オ、オレンジクリビッ……みかんパン……いや、そこのオレンジ頭も……?」
「いま、オレンジクリビッチとかみかんパンツって言いそうになったでしょ!? いやいや、それ以前に私の名前はシャイニ! 覚えておいてね! ってか、クリの話はやめてよぉ!? そんなに気になるなの!?」

 私も名乗っておかないとね。
 でも、完全に予想外だったのか、セカイくん顔を押さえてブツブツ言ってる。面白い!

「……マスターの野郎……騙しやがったな……いや、知ってやがったな……は? 顔は知らなかった? ざけんな……」

 ん~? なんか「ふざけんな」って言ってるように聞こえるけど、そんなにショックかな? それはそれで酷いような……

「あ~、コホン……」

 でも、セカイ君は改めて顔を上げ、とっても胡散臭い爽やかな微笑みを見せて……

「初めまして、セカイ・ジャスティスです。共に人類のために頑張りましょう」

 いや、今更取り繕っても遅いし! 超遅いし!

「「断固お断り♪」」

 だよな~……そりゃそうなるよ。

「今後一切話しかけないでくださいね♪」
「で? 誰が後悔しろ……ですってぇ?」

 でも、何はともあれセカイくんって結構面白い人だね。
 いきなり魔王軍倒す宣言とかするし、それだけの実力があるんだろうけど、それなのに性格ヤバくて、アネストちゃんとディーちゃん相手にも……まぁ、素性知らなかっただけなんだけど、でも見ていて面白かった。

 なんだか、これからもっと面白くなりそうだな~


 でも、事態は面白くなるどころじゃなくて……



 近い未来には二人とも……



「あぁぁぁぁん♡ んもう、あなた、私とエッチできて嬉しいでしょ? だったら、私のラブマンコにもっと濃厚な白魔法を注ぎ込みなさいよぉ♡♡♡」

「お、おい、……お、おれ、もう……」

「はぁ? なによ、私がさせてる、あん♡ みたいに言わないで、わ、私がしたいんじゃなくて、あなたの方が……んひぃ♡ わたし、が、好きで、あ、あなたも好きで……両想いセックスは世の常識なんだからね♡♡♡」


 もはや疲労で脱力しきって動けなくなっているセカイくんのオチンチンを強制的に『色々な手段』で勃起させ、その上に跨って激しく騎乗位で己主導で腰を上下させては、お股とおマンコと子宮を叩きつけるディーちゃん。

「こ、これが私の騎乗位なんだから! ロ、ロ……ロデオマンコ・スタンピイイイイイド・インフィニティイイイイなんだからぁ♡♡♡」

 腰を無限の「∞」の軌道でぐりぐり動かすディーちゃん。
 それはもうエッチを超越して捕食、蹂躙、戦いのような光景。
 息も絶え絶えなセカイくんのマウント取って、輝く汗と涎と涙を垂らしても休まず動き続けるディーちゃん。
 
 ぶちゅぶちゅじゅっぽんスパンスパン♡♡♡ みたいな音と二人のグチョグチョの液が飛び散り続けている。

 綺麗で気持ちよさそうだなぁ、ディーちゃん。


「しゅきいいい♡♡♡ だいしゅき♡♡♡ しゅきしゅきだいしゅき、もっとちゅうう♡♡♡ 好きにしていいんだからね? あなたもどんどん出しなさいよね、だってカノジョよ妻よ両想いのラブラブなんだから、いっぱいだしていいんだからね♡♡♡ 私が最初に孕むんだから♡♡♡」


 騎乗位で腰を動かしながら腰を曲げて、仰向けになっているセカイくんの唇にキスをしてそのまま舌をねじ込んで絡め合う。
 でもぉ、「最初に孕む」は聞き逃せないな~

「う、うぅ……ディー……それは、私が最初……です」

 と、そこでお尻からダラダラとセカイくんの精液を垂れ流し状態でうつ伏せになっていたアネストちゃんが起き上がった。
 そして、疲れ切った身体を反転させながら自分の両足を広げておマンコを御開帳させながら、アネストちゃんは、再び目に力を取り戻して、ぶちまける。


「わ、わたし、そういえば今日は、お、おしり、2発……でも、ハ、ハ……お、お……ハレンチおマンコ0発です! 0発です! 大事なことなので2回言いましたので、2発お願いします!」

「も、きょう、は……」

「何を言うのです! あなたは自分のお立場を、野望を、そして私たちとの『約束』をお忘れですか!? 私たちが愛する殿方がそんな軟弱なことを言うのであれば、強制子作りおマンコで徹底的に鍛えて差し上げます!」



 


 ……こうなっちゃうなんて、分かるはずないよね。






 まぁ……私も同じようなものだけどね♡
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