鏡の中の偽証者
梅雨の明けた初夏。
転校生は前に立ち、淡々と自己紹介を始める。
「初めまして。鏡屋(かがみや)ユキと申します。今日からよろしくお願いします。」
頭を下げるのと同時に拍手喝采が起こる。
その音は三年二組の教室中に響いた。
「....」
彼女をひと目見て、十七夜月(かのう)ヒロはふと感じた。
まるで一輪の百合であるかのような、凛々しくて美しい「女の子」だと....。
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